四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ウスバシロチョウ

2011-05-19 15:19:00 | 南多摩
5月18日 晴れ時々曇り

町田市の大地沢までウスバシロチョウを見に行きました。



谷戸はほとんどが耕作放棄地で1箇所だけ畑があり男性が農作業していました。畑のこと、蝶の撮影のことなど色々と話をし「写真を撮りたい場合は柵を跨いで畑に入ってもいいですよ」と許可をいただく。



天候は晴れ。畑近くの放棄地ではハルジオンが咲き、ウスバシロチョウが2,3頭飛び回っていましたが、止まる気配はありませんでした。



更に谷戸の山道を上ると、スギナなどの生える草地があり、そこにウスバシロチョウがスッと舞い降りるのを目撃。近付くとスギナの間に潜り込んでジッとしていました。2,3度同じことを繰り返したので草の間に潜り込むのが彼らの休息スタイルの一つだと思います。



ハルジオンの咲く場所に戻り、食事していると日が陰り、漸くウスバシロチョウが花に止まりました。偶然一緒に撮影した「湘南むし日記」の尾園さんと知り合いになる。ブログを拝見すると何と昆虫写真家とのこと!



そのうち、求愛シーンにも遭遇しました(左が雌、右が雄)。2回ほど絡み合いましたが、結局2分程で別れました。



羽化直後は翅が黄色いことが知られていますが、この個体は少し黄色味が残っています。



先程の畑の菜の花でウスバシロチョウが何頭か吸蜜していたので再び挨拶して撮影。

諦めずに待った甲斐があり、ウスバシロチョウの色々な行動場面に遭遇することができました。
「道端自然観察館」の花虫さん、アドバイス有難うございました。
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相模原麻溝公園のユリノキ

2011-05-17 20:31:00 | 相模原公園・北公園
5月17日 曇りのち雷雨

14日に「今麻溝公園でユリノキが咲いています。行かれる場合は午後2時以降をお勧めします」とえもんさんから情報をいただき、ようやく腰の状態が快復したので麻溝公園に向いました。



ユリノキに薄日が当たり、光線の具合いが良好です(14:28)。
撮影していると、男性二人が来て「ユリノキの花はチューリップに似ているからTulip Treeというんだよ」と言う。次に女性グループが来て「ユリノキの葉が半纏の形をしているから半纏木(ハンテンボク)ともいいますよ」と言う。仲々皆さん物知りです。



ユリノキ(百合の樹) モクレン科ユリノキ属
北米原産。セイヨウミツバチはユリノキの蜜を集めるのが苦手だったが品種改良によって蜜を集めるようになったそうです。
光が内側に入り込み、花の底の方がほの明るく見えます。



一つだけ花が低い位置にあったので、斜め上から見たところです。



枝を更に押し下げて花弁の中を覗いたところです。円錐状の雌しべの周りを柱状の雄しべが取り囲んでいます。花弁の内側も赤く染まっています。面白い作りです。
東京国立博物館や神代植物園にユリノキがあるので見に行こうと思っていましたが、直ぐ近くで見ることができました。えもんさん有難うございました。



ヤマボウシ(山法師) ミズキ科ミズキ属
咲き始めのせいか、花が小さいような気がします。開花後に段々大きくなるのでしょうか。
麻溝公園のフィールドアスレチックの森を歩いていると、セグロセキレイが落ち葉の中で水浴びするように羽をばたつかせていました。



相模原公園の薄暗い雑木林でコジャノメが飛んでいました。
直ぐ上でウグイスが鳴いていました。普段あまり姿は見ないのですがホーホケキョと鳴く時に尾を上下に振っていました。雨が降り始め、車で家に着く頃には雷も鳴っていました。近年の予報はよく当たります。

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相模原公園の花

2011-05-13 14:02:00 | 相模原公園・北公園
5月10日(曇り)

県立相模原公園と隣の市立相模原麻溝公園に咲く花です。



ツリガネカズラ(釣鐘葛) ノウゼンカズラ科ツリガネカズラ属
北米原産、蔓性常緑樹です。



シラン(紫蘭) ラン科シラン属



ベニバナトチノキ(紅花栃) 
セイヨウトチノキとアカバナトチノキの交配種



拡大してみると花弁は縮れデリケートな作りになっています。



クレマチス“ドクターラッペル” アルゼンチン原産の園芸品種
麻溝公園には約230種8,000株のクレマチスが植えられています。例年5月の今頃は咲き揃うのですが、今年は全般に開花が遅れているようでした。



フジにはクマバチが沢山集まって吸蜜していました。匂いに誘われて集まるのでしょうか。
クマバチは4月23日から広場など至る所でホバリングしたり急に遠くに飛んでいったりするのを見かけていましたが、今回やっと静止した姿を撮影できました。
この藤棚には以前キンクサリが咲いていました。いつの間にか白と薄紫の藤に変わっていました。

5月11日の朝、ぎっくり腰になり、現在外出できない状態に陥っています。行きたいところが色々とあるけれど、先ずは治さないといけません。
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日向渓谷の蝶

2011-05-11 16:02:00 | 丹沢周辺
5月9日 薄曇り

久しぶりに日向渓谷を訪れました。
川の北側の南斜面にはオオムラサキツツジや白のツツジが並んで咲き、そこにカラスアゲハが常に5頭ほど吸蜜したり2頭で絡むように飛翔したりしていました。

カラスアゲハ春型♂




どちらも飛び立つところです。

カラスアゲハ春型♀




オナガアゲハ(↓)も1頭混ざっていました。この個体は後翅前縁に白紋があったことから雄です。



川の南側を歩いていたら、モンキアゲハ(↓)が川を越えて悠然と飛んで行くのを見付けました。雄大で白い紋が美しく好きな蝶の一つ。早足で追いかけると、ツツジのところにいる他の蝶たちに合流しました。



あまり吸蜜行動せずにツツジの向こう側に下りて休息したので接近して撮影。赤色弦月紋が鮮やかなので雌ではないかと思います。翅を広げて白い紋を見せた写真が撮れなくて残念です。



川の南側にヤマツツジが咲いており、カラスアゲハが何度も近くを飛翔するのを見たので、吸蜜するところを待ち構えて撮りました。



ヒメウラナミジャノメ♀。後翅の眼状紋は普通2個で5,6個のものもあるそうですが、この個体は4個です。



ニホンカワトンボ♀。縁紋が白いことから雌だと分かります。

昼食を挟んで1時間半近くいる間、アゲハチョウたちは夢中で吸蜜活動を繰り返していました。春型が羽化し数が多い時期に当たったのではないかと思います。図鑑には「カラスアゲハはツツジを好む」とあり、絶好の撮影機会になりました。
また季節を変えて来れば違う蝶たちとの出会いがありそうです。



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江の島

2011-05-10 10:51:00 | 湘南
5月8日(最高気温23℃)

江の島でポップス系ソングを歌う合唱団の練習がありました。
♪大空と大地の中で 
♪LOVE LOVE LOVE(混声四部)
♪ハナミズキ(女声三部)
♪瞳をとじて(男声四部)
などを歌い2日間充実した時を過ごしました。演奏会も近いのでこれから最後の仕上げに入ります。



2日目の朝の江の島です。震災以来久しぶりに見た海。波は穏やかで平和そのものです。海岸沿いの被災地が一日も早く復旧するよう祈ります。



練習後、江の島の賑やかな通りから一歩外れて旧市街の通りへ。ここは人通りも少く昔ながらの港町の風情が感じられました。奥の方で右に小路を入ると民家の間を頂上に向う抜け道が見付かりました。



狭い坂を上り、民家の屋根越しにヨットハーバーと相模湾、三浦半島を見たところです。



頂上の公園では大勢の人も恐れずにコゲラが餌を探していました。



恋人の鐘に向う道端でホウチャクソウが3輪咲いていました。
奥の森の中の草地では、アオスジアゲハがハルジオンに止まり吸蜜していました。新鮮な個体です。そこへカラスアゲハが来たらアオスジアゲハは飛び立ち猛烈な勢いでカラスアゲハを追い立てました。アオスジアゲハはその飛翔力にものを言わせて強気でテリトリーを守っている様子でした。



初夏の陽気でたくさんのヨットが出ていました。

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