日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

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小池知事の所信表明を聞いて

2018-09-20 | 東京都政・都議会のこと

 9月19日は、安保法制が強行採決されてから3年目。

 あの日を前後して、色々と壊されたものがありますが、一方で新しく構築されたものがあります。新しく構築されたものを、地道に育てていくことが、この国の未来をつくります。

 「地道に、大胆に、しなやかに」という原点を大切に、個人の尊厳が大切にされる社会をつくるために微力ながら力を尽くします。

 (参考:「戦争法」廃止と国民の声に耳を傾けず暴走する安倍政権打倒を固く決意し、行動することを宣言します

■知事の所信表明

 都議会では第3回定例会が開会し、この日は知事の所信表明が行われました。

 全体を通して、言いたいことはありますが、

〈猛暑対策──学校における暑さ対策に言及〉

 共産党都議団は、小中学校体育館のエアコン設置条例を提案していますが、知事の所信表明でも学校のエアコンについて言及しました。

 猛暑から命を守る取組も欠かせません。特に、体温調節機能が未発達で、熱中症になりやすい児童・生徒を守ることは喫緊の課題であります。都はこれまで、学校への冷房設備の設置を進めてまいりましたが、今後、学校におけるさらなる暑さ対策に取り組んでまいります

 この議会は、間違いなく学校のエアコン問題は一大テーマになります。

 同時に、「猛暑から命を守る」というのであれば、熱中症でもっとも多くなくなっている高齢者への取り組みが必要です。知事の所信で語られなかったことは残念です。

 また、この議会は防災対策についても踏み込んだ議論が行われることになるでしょう。共産党都議団として、前向きの提案をしていく準備をしています。

〈豊洲のひびなどには触れず、築地は再開発とポテンシャル〉

 市場問題では、豊洲のひびの問題や「挙げればきりがない」と言われる豊洲市場の課題についての言及はありませんでした。また、環境基準を超える発がん性物質などが出ているにもかかわらず「将来のリスクを踏まえた安全性が確保された」と述べました。

 また、先日豊洲市場に行った際、いくつもの店舗が「築地」「つきじ」の名前をそのまま残していました。築地がアイデンティティなのだということだと思います。知事は「東京のポテンシャルをさらに引き出す」と言いますが、「築地は守る」というあの言葉はどこにいってしまったのでしょうか?

〈人権条例〉

 「オリンピック憲章にうたわれる人権尊重の理念の実現を目指す条例」について、知事は「様々な人権に関する不当な差別を許さないとの姿勢を明確にした上で、性自認・性的指向による不当な差別的取扱いや、本邦外出身者に対する不当な差別的言動につきまして、その解消に向けた取組を推進をいたします」と述べました。

 この条例案をめぐっては、様々な議論がなされていますが、共産党都議団は人権が大切にされる方向で議論を行っていきます。

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