予定と予定の合間を縫って、映画「主戦場」を観に行きました。(参考:映画「主戦場」公式サイト)
行ったら、感想の一つや二つ書こうかなと思っていたわけですが、映画の内容については「ぜひ劇場で」というのが感想です。
とはいえ、これだとあんまりなので、いくつかを記したいと思います。
映画「主戦場」の公式パンフレットの冒頭には「ひっくり変えるのは歴史か それともあなたの常識か」とあります。
慰安婦問題の渦中に飛び込み、インタビューを重ね、これまで論点とされてきたものを検証していくわけです。
印象に残った言葉に「朝鮮半島の家父長制だとか女性差別…朝鮮半島における男女差別の構造があったんだという話でしょ。…そういう家父長制を日本軍や日本の朝鮮総督府が利用した、それが問題だということです。だから、日本軍が日本軍だけですべてやったわけではなくて、そういう社会にある差別の構造を軍がむしろ利用して女性たちを集めて慰安婦制度をつくった。で、それこそが大問題」(歴史学者・林博史氏)というものがあります。
この差別の構造を利用するという視点は、重大な人権侵害が行われているときに多く用いられる手法であり戦争への道を突き進んだときにも使われた手法だと思います。
現在とは、過去と未来の闘争の場である──このことを心から実感する映画でした。
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