綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

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◆下総基地視察~綾瀬市基地対策特別委員会

2007年08月06日 | 綾瀬市議会あれこれ
 私の所属する「綾瀬市基地対策特別委員会」の視察で、千葉県柏市と下総基地に8月6日(月)日帰りで行ってきました。

 ところで、話が最初からずれますが、神奈川県は、沖縄に次ぐ第2の基地県で、基地に関するいろいろな問題を抱えているのですが、驚いたことに県議会の中に「基地対策特別委員会」がないのです。2001年に廃止されたそうです。なので、基地について論議されることは年に1~2回あるかどうかということになっています。松沢知事、なにを考えているのですか? 河野幸司県会議員ガンバッテ!

 さて、場違いなエールをおくったところで、本題に戻ります。

 下総基地は、正式には「海上自衛隊下総航空基地」で、海上自衛隊員の教育を主に行っている基地でした。航空機は、P-3C(プロペラ機)、YS-11T(プロペラ機)、UH-60J(ヘリコプタ)などですので、厚木基地のジェット機爆音よりは被害が少ないようですが、それでも騒音に苦しむ住民はいます。


▲柏市沼南庁舎ロビーの写真。ゴミ箱の上が基地。


 また、1971年に墜落事故が起きて以来、滑走路の真北600メートルで飛行コースの直下にある「風早南部小学校」の移転が懸案となっていました。この懸案は、「移転整備」することで決着し、昨年から用地の取得がはじまっていて、2010(平成22)年4月には開校できるように事業が進んでいました。
 このことが実現したのは、2002年に「防衛施設周辺防音事業補助金の交付に関する処理方針について」が改正され、校舎の防音工事実施後30年以上を経過した施設で、防音や空調機器の取替え工事を実施することが、校舎の構造耐力上適当でないと認められる施設について、建て替え工事が補助対象事業として位置付けられるようになったからでした。
  2006年4月から使用されている綾瀬市立綾瀬中学校の新校舎も、この補助対象事業として建て替えられたものです。

 基地内も視察しました。複雑な気持ちです。自衛隊は色眼鏡で見なければ、どう考えても憲法違反の軍隊です。憲法9条のおかげでこれまで他国の人の命を直接奪うことはなかったけれども、戦争できる国づくりが自民党・公明党、それに民主党が加わって加速している時代の流れを思うと、この軍隊がいずれ他国の領土を踏みにじり、人の命を・・・・と暗澹たる気持ちになってしまいます。国益を守るためには人を殺してもいい、という時代から、国益よりも人の命が大切、という時代に早くなってほしいものです。
 管制塔では24時間民間飛行機も含めて管制をしているとのことで、空の安全を守る役目には頭が下がります。でも、軍隊がやらなくても・・・・。


 悪天候時にはレーダーによる誘導での着陸がされますが、その誘導をするGCA(Ground Controlled Approach)も視察しました。滑走路の近くまでレーダを見ながら管制官が基地100メートル上空まで誘導し、そこでパイロットに滑走路が見えたら着陸、見えなかったら再チャレンジか他の空港へ、となるそうです。航空技術の進歩には驚かされ、胸弾みますが、やはり、軍隊でなければいいのに・・・・・。

コメント
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