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お願いいたします。
■議会閉会中でも議員は動く!
市議会として新型コロナウイルス対策を議論しないまま、3月議会は16日に早々に閉会されてしまいました。
そこで私は、閉会中でも市側の説明を随時求め、また市民の要望を市に伝えることのできる議員の研究会的なものが必要ではないかと主張し、16日の閉会後に会派代表者会議を議長に招集していただきました。
■提案に反対の議員がいてびっくり!
これだけ国民の命に係わる課題ですから、全会派で何らかの形での取り組みができると考えていたのですが、驚いたことに「感染のおそれがあるので議員が集まるのはいかがか」「市からのメールで市の対応がわかるので集まる必要はない」「特に緊急性のある市民からの声はない」との意見が出たのです。
結局、有志の集まりとして行うことは否定しない、ということとなり、18日の第1回めの情報交換会は、市側からは危機管理課と健康づくり推進課の職員6名と議員8名(あやせ未来会議、新政会、会派に属さない議員と日本共産党綾瀬市議団)の参加で行われました。
第2回目のは24日に行われました。
■4月以降の取り組みも議論
その会議ではこれまで議員にも示されなかった市の意思決定の過程も含め報告され、保育所や学童保育、介護施設などへのマスクの供給の見通しが取れたことなど多くのことが確認できました。
また、校庭の開放や学校再開など議員側からも多くの意見や市民の声が伝えられ、活発な議論が行われました。
この情報交換会は、市が「緊急事態連絡会議」を開催するたびに行われます。
第3回目は4月初めころになりそうです。
非常事態だからこそ議会を
12日、議長の発議で臨時の議会運営委員会が開催され、今後新型コロナウイルスの感染が広がり議決ができなくなる万が一の事態に備えるという理由で、16日~18日に予定されていた一般質問を中止し、議案を採決する23日の本会議を16日に前倒しすることが決められてしまいました。
私は、「議決を前倒しすることは理解できるが、一般質問は中止せず23日と入れ替えて行える」「こういうときにこそ議会で新型コロナウイルス対策も含めて議論をするべきだ」と主張しました。
感染者が役所内にでても
神戸市議会は通常開催
事前の会派代表者調整会議で、ある議員からは、兵庫のように役所内に感染者が出ると市民サービスが滞るので会期の短縮が必要、との意見が。しかし、その神戸市の議会はうろたえることなくしっかりと審議を行っています。
また、別の議員からは議会を通常通り開催していると、議会は新型コロナウイルス対策を何も考えていないとのメッセージを発してしまう、とも。
議会内に対策協議会の設置を提案
私は、議会は娯楽などのイベントではないので中止をすることが議会の対策ではなく、むしろ市民の安全のために何が必要かを議論する場を作ることが重要と、対策協議会の設置を提案しました。
この提案は、議会運営委員会の中では取り上げられることはありませんでしたが、委員会後、あやせ未来会議や会派に属さない議員の方たちと相談し、市の災害対策会議の結果の報告をその都度受ける会が必要だと合意することができました。
この同意を議長に諮ったところ、16日に会派代表者会議を招集していただけることとなりました。一歩前進です。
3月4日(◆新型コロナウイルス対策で綾瀬市長に申し入れを行いました)に続いて、9日、第2回目の市長申し入れを行いました。(教育長との懇談も同日行いました)
今回の申し入れは、市内で学童保育所を運営されている方のご意見などを取り入れたものです。
市長は、1)の16日からの授業の再開や自由登校などは、綾瀬市と同様の措置をとっている横浜市の動向を見ながらとしつつ、休校を決めたときから好転はしていないので難しい、との見解でした。しかし、市長も教育長も、学童保育で過ごすより学校で過ごす方が児童などの安全は確保できるということを話し合いの中で認められているので、残念な判断です。
2)の学童保育の指導員の確保では、市の非常勤の職員など、休館措置などで仕事がなくなっている方が多くいるので、それらの方たちを学童保育に派遣できる体制をつくることを約束してくれました。
3)の財政支援についても、保護者負担などが発生しないような施策をしっかりと行うことを約束してくださいました。
申し入れの翌日、市は休校措置の延長を決めてしまいましたので、今後、さらなる対策が必要になってくると思います。みなさまの暮らしの中で感じられていることを、ご遠慮なくお寄せください。(ueda01ayase@gmail.com)
2020年3月9日
綾瀬市長 古塩 政由 様
日本共産党綾瀬市議団
団長 上田 博之
松本 春男
新型コロナウイルス対策として学童保育への支援の申し入れ
3月3日より実施された市内小中学校の休校措置に対し、市内の学童保育クラブには最大限の協力体制をとっていただいています。
また、市においても4日に要望いたしました学校施設等の学童保育クラブへの開放、マスクや消毒液の配付など迅速にご対応くださり感謝いたします。
さて、現時点においては16日からの学校再開など、いろいろとご判断に苦悩されていることと拝察いたしますが、学童保育への支援を中心に下記のように要望させていただきます。
ご検討の上、速やかなる実施をお願いいたします。
1)消毒・換気・分散などあらゆる感染防止対策を実施しながら、予定通り16日から学校を再開させること
授業の再開が難しい場合は、自由登校を可能とし、登校しない児童・生徒は欠席扱いとしないこと
2)学校の休校措置を継続する場合には、学童保育クラブでのこれ以上の長時間保育は指導員2名体制の維持が困難となるため、市職員・教職員の派遣も含め、市の責任で人的補充を行うこと
3)休校措置により指導員の人件費をはじめ光熱費等運営経費が増大しているため、国・県の財政支援に市としても上乗せを行い、これらの経費が保護者の負担とならないようにすること
新型コロナウイルスの感染者が日々増える中で不安な暮らしを送られていることと思いますが、学校のいっせい休校後の対策をまったく準備しないままでの、安倍首相の思いつきのような休校要請でますます混乱が加速してしまいました。
特に子育て世代の世帯では、子どもの安全確保のため苦慮しています。
そこで綾瀬市に対し、当面の対策などを党議員団として申し入れました。
「公」が役割を放棄し、「民」である学童保育クラブなどにしわ寄せを強いる政府の方針に市長も怒りをあらわにしていました。「学童クラブより学校で児童を預かった方が安全」と市長と話し合いました。
綾瀬市の休校措置は13日までですが、その後の綾瀬市の方針に注目しています。
以下、市長への申し入れ書です。
2020年3月4日
綾瀬市長 古塩 政由 様
日本共産党綾瀬市議団
団長 上田 博之
松本 春男
新型感染症コロナウイルス対策についての申し入れ
2月28日、政府が緊急に求めた新型コロナウイルス対策は、あまりに唐突であり、市当局も対応に苦慮されていると推察いたしますが、市民の暮らしへの影響も甚大でありますので、市民への支援を早急に実施するよう申し入れます。
1)小・中学校の休校措置に対応した昼間の児童の安全対策
・放課後児童クラブでの受け入れ枠拡大
・教員を放課後児童クラブに派遣するなど、指導員確保への支援
・指導員の人件費、おやつ代などの支援
2)放課後児童クラブの施設は狭いため、かえって感染を拡大するとの指摘もあるので、学校の教室、校庭などの適切な開放
※1)2)の支援は公設・民設を問わず行うこと
3)保育園、幼稚園などにおいても学校休校による職員の休暇取得などにより保育体制の不安定化が起きるため、関係者の要望を聞き取り対策を講ずること
4)自宅で過ごす児童、生徒への支援を検討し実施すること
5)中小業者への影響を調査し、融資返済猶予の実施など支援策を国や県に求めること。また、相談体制をさらに充実させること
6)感染への不安を感じている方への相談センターの案内など適切な最新の情報を提供すること
7)医療機関、介護施設に優先的にマスク、消毒液等の斡旋を行うこと
8)現在開催中の3月議会に追加で新型コロナ対策予算を計上すること