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お願いいたします。
3月9日のブログで、事故を起こした海上自衛隊イージス艦「あたご」と無残にも真っ二つにされた「清徳丸」の写真を掲載していますが、その衝突事故の原因究明と再発防止を求める意見書を、18日の本会議において全会一致で可決しました。
この意見書を実現させるために、私は松本議員と相談して、意見書案のたたき台をつくりました。それを「ご一緒に提案をさせていただきたいと思いますので、お審議をよろしくお願いいたします」と全議員にお渡ししたところからスタートしました。
たたき台にあった「事故原因の調査は現在も進められているが、報道で伝えられる護衛艦の衝突前の回避行動や衝突後の対応をみると、1988年に遊漁船に乗っていた30名が犠牲になった海上自衛隊潜水艦「なだしお」による事故の教訓が生かされておらず、自衛隊に対する国民の信頼を著しく損ねるものである」の部分から、なだしおの問題が消されていますが、これは「みんな知っていることだから書かなくてもいい」との理由でした。本当にみんな知っています???
その全文を掲載いたします。
海上自衛隊艦艇による衝突事故の原因究明と
再発防止策を講ずることを求める意見書
2月19日午前4時過ぎ、千葉県房総半島野島崎沖合約42キロにおいて、護衛艦「あたご」と漁船「清徳丸」が衝突した。この悲惨な事故は関係者をはじめとし、国民に大きな衝撃を与えている。
事故原因の調査は現在も進められているが、事故後の対応は、自衛隊に対する国民の信頼を損ねるものであり、事故を起こした責任はまことに重大と言わざるを得ない。
また、本市には海上自衛隊厚木基地があることから、市民が大変不安に感じており、本市として看過できない事故で極めて遺憾である。
よって、国においては、市民の安心・安全を確保するため、二度とこのようなことのないよう、次の事項を実現するよう強く要望する。
1 衝突事故の徹底した原因究明と万全な再発防止策を講ずること。
2 地方自治体・関係機関への情報連絡体制の整備及び強化。
3 安全操業の確保と被害家族及び関係者への充分なる配慮を講ずること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成20年3月18日
綾瀬市議会議長 吉 川 重 夫