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お願いいたします。
6月議会で値上げが賛成多数で決められてしまいました。
反対したのは共産党の2名と無会派の1名のみ。
以下、私の反対討論の要点をお伝えいたします。
綾瀬市は下水道料金を22%も値上げすることを決め、2019年に第一段階として10%の値上げを行い、今回残りの12%のうちの8%を値上げするとし、さらに5年後をめどに更なる値上げを示唆しています。
私たちの反対の理由は3点。
①「下水道料金は独立採算制が原則」としていますが、下水をきれいにすることは、個々の市民の要請であるだけでなく、人類として地球環境を守っていく、というすこぶる公共的な要請です。地方自治体としてこの人類的要請に応えるためには、一般会計の予算からの支援が必要です。
下水道普及率が低かったときであれば、一部の市民だけが受益を受けているという理由で「受益者負担」で、ということもあったかもしれませんが、公共下水道人口が95%にもなっている現在には通用しない考え方です。
②諸物価値上がりのなかで特に厳しい影響を受ける経済的に困難な世帯への支援に思いがいたっていないことです。10月から値上げするけれど、半年間は値上げ分を支援するではないか、といわれるかもしれませんが、そういう時限的なものではなく、恒常的な低所得者に対する支援が必要です。非課税世帯などにたいする減免制度の創設を求めます。
③コロナ禍のなかで市民が疲弊している今行うのか、ということです。100歩譲っても、いまではないだろう、ということです。
来年度には神奈川県が水道料金の値上げを狙っているという情報もあります。暮らしを守る共産党をもっと大きくしてください。
上のチラシは、市が下水道料金の値上げを告知したチラシです。
なお、赤字部分で触れているように10月から来年3月までの値上げ分は、国の交付金を充てることで実質の値上げは来年4月からとなります。
この交付金を活用して下水道料金を引き下げることは、共産党市議団が昨年の10月に市長に申し入れた内容です。
私たちは昨年10月に物価高騰に対する「全市民の負担軽減策として、市が徴収している住宅の下水道料金の大幅な減免を行うこと」を市に申し入れています。
それが今回採用されたわけですが、値上げとセットとは・・・。トホホです。