”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

福井の伝統野菜をいただきました

2016-08-12 15:31:20 | 在来種 伝統野菜

福井在住の野菜ソムリエ&だしソムリエのお友達が、

伝統野菜のなすを送ってくださいました。

 

   

吉川なすと言います。

 

   

 

重さは300gありました。

果実が大きい割には皮は薄く、

驚くのは、きめ細やかな肉質です。

 

  

 

吉川なすは福井県鯖江市の西部中央一帯、

かつて吉川村と呼ばれていた地域で

古くから栽培されてきた丸なすで、

一説によると、その後京都に伝わり、

賀茂なすとして定着したと言われています。

   

しかし、今から10年近く前には、

生産者はご高齢のご夫婦だけになってしまい、

消滅の危機に瀕していました。

  

こうした背景を受け、2009年に鯖江市伝統野菜等栽培研究会が発足。

種を守り続けたご夫婦から種を譲り受け、

栽培技術の向上、生産量の増加、ブランド化に努めています。

 

   

そんな貴重な吉川なすを、

南瓜と一緒にトマトチーズ焼きにしてみました。

 

   

皮が薄く、果肉が緻密なので、油との相性が良く、

口に中でとろけていきます。

 

  

 

皮が薄いということは、風に当たると表面が傷つきやすいということ。

だから、風をよけるためにハウス栽培が基本です。

その栽培方法、静岡県の折戸なすと似ていますね。

 

  

長い歴史のあるなすが、復活という新たな歴史を歩み始めました。

食べること、買い支えることで

遠方からエールを送りたいと思います。

 


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