”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

サカタのタネ見学(とうもろこし編)

2016-06-17 13:30:28 | お酒

サカタのタネ見学レポートの続きです。

 

今日は、とうもろこしについて。

この中にひときわ草丈の高いとうもろこしがあります。

 

 

ゴールドラッシュ90という品種で、草丈が210cmにもなります。

  

ゴールドラッシュは、鮮やかな黄色のとうもろこしで

濃厚な甘味とみずみずしさが特徴です。

 

 

 

このゴールドラッシュシリーズは、元祖のゴールドラッシュから始まって、

ゴールドラッシュ86、ゴールドラッシュ88、ゴールドラッシュ90というように

最後に数字が付くようになりました。

この数字は、種まきから収穫までの日数を表しています。

  

とうもろこしは、草丈が2mにもなりますが、

そうなると、どうしても風の影響を受けやすくなります。

特に遠州地方は、風が強いのですが、

風で倒れてしまうと次のようなデメリットがあります。

 ●収穫作業がしづらくなる。

 ●根が切れて成長が鈍り、粒入りが悪くなる。

 ●病気が発生しやすくなる。

 ●機械を使った収穫ができなくなる。

  

このゴールドラッシュ90は、2mを超える高さですが、

倒れにくいというこれまでにない特徴を持っています。

  

それは、この力強い根っこ!!

 

 

とうもろこしは、条件により茎の節から「気根」と呼ばれる根を生やすのですが、

ゴールドラッシュ90は、この気根が大変旺盛に生えてきます。

その結果、強風でも倒れにくいという性質を身に着けたのです。

 

  

このゴールドラッシュは、主に掛川市の南部地区で栽培されています。

今年1月には「ゴールドラッシュプロジェクト」が設立され、

地域ブランド化にも取り組んでいます。

気根の力で、地域にしっかり根付いた農産物となり、

県内有数の名産地となっていきますように。

 

掛川市の北のはずれにある総合研究センターから、

南に向かって、そう願いを込めました。

 


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