宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

心の星

2007年10月27日 | Weblog
(画像はクリックされましたら拡大します。)

80年代に出版された西洋占星術家の某書からです。
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毎月の運勢を書きながら、最近ふっと思った事があります。
それは星座別運勢の、"今月の星の動き"という所の事
なんです。

その中で「吉影を投げかけていた○○は凶角へと変わり……」
とか、「○月×日より凶角を形成する」というような、惑星の
動きを具体的に記してある事があるでしょう?
すると皆さんの中には、凶とか凶角という事に、とても恐い
イメージを抱いてしまうのではないかしら?という心配です。

だから今、その凶角について少し説明しておきます。
凶を辞書で引いてみると、「運が悪いこと」「よくないこと」と
出ています。
もちろん、この説明は間違いではないし、実際にはそういう
事なのだけれど、毎月の星の動きの所で、わたしが書いている
"凶"については、こんな風に考えてみて下さい。

"努力によって越える事の出来る障害"。
または"努力せざるを得ないような障害の到来"。
そして『災い転じて福となす』という諺がある様に、凶は必ず
吉へと変わっていくものだと思ってみて下さい。

個人のホロスコープでも、まったく凶角の見当たらない人と
いうのは、優しく穏やかで平和的なのですが、反面気迫や
迫力には今ひとつ欠けてしまう様です。
目の前に障害が立ちはだかった時に、ギリギリの状況まで
自分を追い込んで、最後の最後まで希望を失わずに戦う
闘争心、
これは決してなだらかな道ではありません。
でもそういう極限状況まで自分を追い込んで戦うという緊迫感も
時には必要かもしれません。
それを越えた時には、自分の可能性はまた一歩、先へと
伸びているのですから……。

皆さんも"凶"と仲良く付き合ってみて下さい。

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わたくしがまだ幼かった頃にはなかったと思いますが、
十代に入った頃にはゲームセンターにて、自分の生年月日と
出生時刻を入力するだけで、自分の正確なホロスコープを
印刷してくれる機械が登場していました。

自分のもの以外にも、他の幾人かのホロスコープを簡単に
見てみましたが、必ず一つ以上は「凶角」が含まれていた
だけに、「凶角」を一つも持たない人がいるという事をこれまで
知りませんでした。

ホロスコープの本などを読むと、「凶角」は克服すべき障害や
対立とか、持っている面が悪い方に働くといった様な解説に
なっていますが、この占星術家の言葉から、「凶角」には
違う別の意味がある事を認識しました。
これは占星術という枠だけに該当する事ではなく、人間の
人生全てに当てはまる事かもしれません。




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「あなたならどうする:いしだあゆみ」
http://jp.youtube.com/watch?v=UVZJVAf3sjg&NR=1

昔の歌の動画を見ると、色々な面で現在よりも「透明感」を
感じます。
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