宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

握れば拳 開けば掌

2007年10月28日 | Weblog
80年代に出版された「縁」に関して書かれた本の紹介文
です。
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お見合いの話しの事を「縁談」と言い、またお見合いの
話しを断る時には「御縁がなかった」というのが決まり
文句となっている。
それほどまでに日常的になっている「縁」という言葉だが、
では縁とは何かと聞かれると、上手く答えられない人が
多いのではなかろうか。
ましてやその縁の力を生かして幸福を手にする方法と
なれば尚更であろう。

本書によれば、縁とは人生における出逢いの事で
あるようだ。
その縁の力の生かし方を、本書は興味深いエピソードに
よって示してくれる。

注目されるのは、著者に手紙で悩みを相談してくる人々の
90%もが、手紙の文章などはしっかりしているのに、返信用
切手を同封してこないという話しである。

「残り一割近くの切手の入っている手紙は、ものを尋ねる
手紙である。
救いを求める人に切手を入れる心遣いがなく、教えを
求める人に切手が入っているのは仕方のない事である」
と著者は言うが、悩みのある人が一様に縁を大事にする
事に手抜かりがあるというわけだ。

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わたくしはこの「縁力」という本は未読なので、それ以上の
本の内容についてはわかりませんが、この紹介を読み
少し興味を持ちました。
他者に教えは求めても、精神的な救いそのものを求める
べきではないのかもしれません。
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