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画像は、カメリア・マキ氏が84年に出された、少女向けの魔法・占いの本です。
著者のカメリア・マキ氏は、サンフランシスコで、お祖母さんからジプシー占いを
習ったりするなどして子供の頃から勉強を始められ、それから日本に来て、70年に占い師として
デビュー、78年から81年にかけて欧州を旅行して魔術を学び、そしてアメリカ国内で
「全米魔女協会」から認定を受けられたという経緯のある方のようで、この本は
その欧州旅行から戻られて3年後に書かれたものになっています。
わたくしの記憶では、「魔女(っ子)入門」という題名の本は、ルネ・ヴァンダール氏系の
ものが二冊、マーク・矢崎氏、鏡リュウジ氏の書かれたものがそれぞれ一冊の計4冊で、
マーク・矢崎氏の本は、マイバースデイ誌上で紹介したおまじないを集めた本で、
鏡リュウジ氏のものは、魔女の概要を紹介した本、ルネ・ヴァンダール氏の本では、
同氏の体系の中での訓練やおまじないを紹介したもので、この本は、各種の占いの
紹介が中心で、それに若干のおまじない、西洋魔術の簡単なトレーニングや儀式を
載せたものとなっています。
目次はこちらです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/a3/18c56062f528ebc3f25cd960698464bd.jpg)
表紙や目次だけを見ると、何かとてつもない事が載っているような印象を受けなくも
ないですが、中身は少女向けであるだけに、西洋魔術の本をある程度読んだ事の
ある方なら、知っているという内容ばかりです。
しかしそれでも、最近はこうした中身の濃い、占いや魔術の日本語の本がかなり
少なくなっているので、今こうした本があればいいなと、個人的に感じたりします。
この本の中には「魔女のシェイプアップ」「守護霊との交流」「超能力チャートテスト」といった
ものも掲載されており、この辺りは、当時ルネ・ヴァンダール氏が執筆されていた内容に
少々似通っており、同氏のシリーズを若干参考にされたのか、偶然なのかは、わたくには
判りません。
カメリア・マキ氏は現在、「魔女入門」という講座を行われており、ネットでも紹介されています。
http://www.excite.co.jp/News/bit/00091130312186.html
http://career.cobs.jp/level1/yoko/2009/09/post_407.html
これから何回かに分けて、この本の中で紹介されている内容を抄掲させて頂きたく思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/5b/121cc6f10f4bf2087a0114c356f37bde.jpg)