宮地神仙道

「邪しき道に惑うなく わが墾道を直登双手
または 水位先生の御膝にかけて祈り奉れ。つとめよや。」(清水宗徳)

「魔女の魔法円」

2010年02月06日 | Weblog



昨日からの続きです。

魔女宗での「魔法円」の概念は、召喚したものから身を守るために
引くという性質を帯びるものではなく、床に引いた魔法円の中に
力を喚起し、蓄積するというものであるそうです。

以下、用意した道具と、誰にも邪魔をされない場所を確保して、
魔法円を引きます。

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部屋の中央に、祭壇の上に布をかけて、用意した道具を置く。
香は白檀(サンダルウッド)でよい。
ベルも用意し、祭壇の上に置く。
他に、魔女の神像があれば置いてよい。

この場合の魔法円は、霊的にのみ引くものであるが、視覚化の助けとして、
紐などで丸い円を作ってもよい。

【儀式】

①キャンドルと香に点火する。


②祭壇から短剣(アサミー)を取り、祭壇から東に進み、円の外に向けて
短剣をかざして唱える。

「地水火風の力によりて、我は諸力を召喚せん。
わが魔力は地のごとく硬く、風のごとく速く、火のごとく激しく、水のごとく
深きものとならん。」


③次に、短剣を床の方へ向けて、右回りに祭壇の周りを三周する。
この時、短剣の先から、青白い炎が噴き出し、地上に電光の色で円が形成されて
いく所を視覚化する。


③三度目に東側に向き直ったら、再び祭壇に戻り、ベルを取る。
再度東側に進み、次は「円の番人」を召喚する。

まず、3度ベルを鳴らし、次のように唱える。

「おお、東方の強き神々、魔女の霊の守護者よ、わが儀式を見、わが術を守る
ために、来たらせたまえ。」

同様の手順で、南・西・北の各方位で、それぞれの番人を召喚する。


東に向き直ったら、再び祭壇に戻り、今度は短剣を高く掲げて唱える。

「天空の高みと、深きふちにて、永遠に我を見守りたまえ。」


短剣を胸に当て、しばらく瞑目する。

これで、魔法円が形成された。


【魔法円を閉じる】

儀式が終了したら、今度は魔法円を閉じなければならない。

祭壇から東側に進み、短剣を掲げて唱える。

「東方の守護者よ、我は御身に感謝す。
願わくは、定められたる所に戻り、再びわが呼びかけに応じたまわんことを。」

同様に、南・西・北の各方位で、それぞれの番人に感謝を捧げる。


東に向き直ったら、再び祭壇に戻り、短剣を高く挙げ、「高みの守護者よ、
我は御身に感謝す。願わくは、定められたる所に戻り、再びわが呼びかけに
応じたまわんことを。」

次に、短剣を祭壇に戻し、「深みの守護者よ、我は御身に感謝す。
願わくは、定められたる所に戻り、再びわが呼びかけに応じたまわんことを。」

そして最後にベルを鳴らし、「儀式は終えり」で締めくくる。


―――――

祭壇と魔法円が準備出来るようになった段階で、伝統的な「コードの魔術」を
行う事が出来ます。

この場合は、祭壇と道具の他に、キャンドル2本、香、赤い21センチ程度の紐を
用意します。


①魔法円を引く。

②紐を香にくぐらせる。

③願い事を唱えながら、図の順で、紐に9つの結び目をつける。



④紐を再び、香にくぐらせる。

⑤魔法円を閉じる。


紐は枕の下に入れておくと、願望実現の為のヒントが、夢の中に現われる。
またお守りとして持ち歩く事も出来るが、いずれの場合も、紐は決して他人に
見られないようにする。
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