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( `m´) 「…さて 仙道と香は切り離せないものとなっており、
基本的に 周天法であれ 他の方法であれ
母大陸で 仙道の実修には基本的に
香を捧げる事を伴って行われるのでありまして
そうした基礎もなく
気だけを集めて回せば成就する事は決して無いのであります。」
( `m´) 「…では 仙道的な視点から 香を焚いて捧げる意味と言いますと、
まず 仙道を実修する場所は 清浄で安定していなければならず、
実修の前に 香を焚く事で それが得られます。
房中術も 清浄で安定した場所で行わなければ
不浄な気を取り込んでしまいますかと。」
( `m´) 「…また 煙を捧げて諸神や諸仏の供養のみならず
自己の一霊も供養する事になり、
そして一霊を光り輝かせ 安定させる助けとなります。
本来の仙道修業は 自己の一霊が輝いて安定している事が
前提条件になっています。
そして 自己の霊的清めや 霊脈を開かせる補助ともなります。」
( `m´) 「…また 煙を捧げて天神や地神を喜ばせ、
守護して頂く事ができ、
また 霊的な天果を積む事ができます。
母大陸では よき焼香をして よき子孫を得るという諺もあり、
日常的に焼香して煙を捧げる事が 徳を積む行為になると体験的に知られています。」
( `m´) 「…そして 合成香料が含まれている香では
霊的な効果はなく 供物にもなりませんので
天然素材のものであるか 先に確認を要します。」
( `m´) 「…以下 非常に容易な 煙を捧げる方法です。」
「ラム・ヤム・カム。」(3遍誦す)
「オン・アー・ウン。」(3遍誦す)
香の煙が広がって 諸仏に届くのを観じる。