( 出演 )
李雪香:李香蘭
松村康吉:川中部屋の お兄ちゃん
程資文(雪香の従兄):緑っち
川中部屋の当主:川中宮司
♪白蘭の花
https://www.youtube.com/watch?v=XjlSEP_Rnt4
あの山かげにも 川辺にも 尊き血潮は 染みている
その血の中に 咲いた花
かぐわし君は 白蘭の花
朝に夕に 語りつつ
泪で眺める 遠い丘
知らずや君よ 心にも
眸(ひとみ)にも咲く 白蘭の花
( `m´)つ| ガラッ
( `m´) 「…雪香! 今日はキタイスカヤ通りを歩いて お茶を飲もう。」
|・)し 「やったー!」
(緑っち宮司)
( `m´)…
|・)し (`m´ ) 「…満州名物の アンズの砂糖菓子も 買ってあげるよ。
道には 沢山の易者もいるから 占ってもらおう。」
(満州のにぎわう街中)
(緑っち宮司)
( `m´) 「…俺はちょっくら 川中部屋に行ってくるで。」
| 川中部屋 |
(緑っち宮司)
( `m´) 「…ちょっと 御話しがあって参りました。
私は うずまき部屋の雪香の従兄、資文と申します。」
ミ ´_>`) 「…はあ 一体どうなさいました。」
(緑っち宮司)
( `m´) 「…私の血の繋がった従妹 雪香と
川中部屋のお兄ちゃんが 一緒に出かけたりする事は
道義上 よろしくないのではないでしょうか。」
ミ ´_>`) 「…しかし あの2人は 別に変な事をしている訳でもないし」
(緑っち宮司)
( `m´) 「…こちらと うずまき部屋は 対立関係にあるハズでしょう。
ロミオとジュリエットじゃあるまいし
あの2人が 一緒に出かける何て おかしい話しなのです。」
ミ ´_>`) 「…うーん
仕方が無いなー
それじゃあ お兄ちゃんが帰って来たら 私から言っておきます。」
(緑っち宮司)
( `m´) 「…では よろしくお願いします。」
| 川中部屋 |
( `m´)つ| ガラッ
ミ ´_>`) 「…あっ お兄ちゃん 帰って来ましたか。
今日は うずまき部屋の 雪香さんと お出かけしていたんでしょう。
これからは 一緒に出かけてはいけませんよ。」
( `m´) 「…先生! どうして そんな事を言われるのですか!
今まで雪香と 一緒に出かけたり 遊んでいたのに
なぜ急に 止められるんですか!」
ミ ´_>`) 「…雪香さんの従兄を名乗る人が来て
2人が一緒に出かける事を 止めて欲しいと言われたんですよ。」
( `m´)…!
+++++++
(緑っち宮司)
|・)し! (`m´ )
(緑っち宮司)
( `m´) 「…今日は 川中部屋の弟子と 最後のお出かけやったなぁ
明日は ハルピンの吉田神社に 俺と一緒の参拝、
そして お前も めでたく吉田神道への入門が叶うんや。
俺に 深く感謝するんやで。」
( `m´)つ| ガラッ!
(緑っち宮司)
( `m´) |・)し (`m´ )
( `m´)…!
|・)し 「おーーーーーーーーーーっと!
飛び込んで来たのは 川中部屋の お兄ちゃんであります!
宮地神仙道の戦いのオペラの序章が
今まさに始まらんとしている訳ですが」
(緑っち宮司)
( `m´)つ (`m´ )
|・)し 「お兄ちゃん ここで華麗に ショルダースルーだ!
緑っちの体が 豪快に後方へと投げられた!」
(緑っち宮司)
( `m´)つ …!
|・)し 「頭を打った緑っち 起き上がれない、
宮地神仙道の勝利ーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
(緑っち宮司)
( `m´)つ 「…血の繋がった従兄の言う事には 従うもんやで?? |・)し!
早く 宮地神仙道から出るんや。」
|ミ サッ!