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チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世が85歳を迎えた6日、
ファーストアルバムをリリースした。
「内なる世界(インナーワールド、Inner World)」と題されたアルバムには、
ダライ・ラマ14世による瞑想の祈りや仏教の教えが収録されている。
ニュージーランドのミュージシャンで信徒の
ジュネル・クニン(Junelle Kunin)氏による説得が実を結び、
5年の制作期間を経て発表に至った。
クニン氏によると、レコーディング現場でのダライ・ラマ14世は
「明確なビジョンを持って作品づくりと向き合っていた」という。
同氏は「マントラ(真言)も収録されているが、宗教的な作品ではない。
ただ、聞く人を前向きにさせたり、癒やしや英知、力が与えられる作品にしたかった」と話す。
アルバムの宣伝動画で、デビューを決意した理由を聞かれたダライ・ラマ14世は
「私の人生の目的は、可能な限り人々に奉仕することだからだ」と語った。
インド北部ダラムサラ(Dharamsala)にあるチベット亡命政府の
ロブサン・センゲ(Lobsang Sangay)首相はアルバムについて、
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)が発生する中で
「多くの人の精神的癒し」になることを期待していると述べた。
センゲ氏によると、ダライ・ラマ14世は
新型ウイルスによるロックダウン(都市封鎖)の期間を最大限に活かし、
「休暇のように」過ごしているという。
同氏は「ロックダウンによって、ダライ・ラマ14世は静かに過ごしながら、
聖典を読むことや 毎日の祈りに時間を使うことができ、
霊的に非常に充実している。
彼は85歳になり、必要な静養を取っている」と述べた。
インナーワールドの視聴は こちらから可能です。
Dalai Lama - Inner World
https://www.youtube.com/watch?v=9EQVj2MmtDo