この方法を行う前に
1杯の浄水の他に
7つの空の供椀を 祭壇に並べておきます。
「オン・アー・ウン。」と誦し
一列に並べた7つの椀の一番左の椀に 浄水を注ぎ、
一番左の椀から直接 2番目の椀に移す→3番目の椀に移すという事をして
1番右の椀に至るようにさせますが、
そのような動作をしながら
「帰依仏(きえぶつ)
帰依法(きえほう)
帰依僧(きえそう)。」と誦しつつ
1番目の椀に浄水を注ぎ入れながら
諸仏と有情に 洗足水を捧げると観じ
2番目の椀に浄水を注ぎ入れながら
諸仏と有情に 飲料水を捧げると観じ
3番目の椀に浄水を注ぎ入れながら
諸仏と有情に 花を捧げると観じ
4番目の椀に浄水を注ぎ入れながら
諸仏と有情に 香の煙を捧げると観じ
5番目の椀に浄水を注ぎ入れながら
諸仏と有情に 灯明を捧げると観じ
6番目の椀に浄水を注ぎ入れながら
諸仏と有情に 塗香を捧げると観じ
7番目の椀に浄水を注ぎ入れながら
諸仏と有情に 美食を捧げると観じます。
このような供養法を行う事で
自己の悪縁や罪業が浄化され
餓鬼の飢渇の苦を救い
天神の守護や吉祥が得られ
また 念仏と財神の呪を それぞれ100万遍誦したのと等しい功徳が
得られるとされています。
(回向)
「願将這供水的功徳(がんしょうしゃくすいてきくどく)
以及一切衆生和自己(にぎゅいっさいしゅじょうわじこ)
所累積的一切功徳(しょるいせきてきいっさいくどく)
僅僅回向給(きんきんえこうきゅう)
一切有情衆生(いっさいうじょうしゅじょう)
而不是由自己来享有它(にふぜゆうじこらいほんきょううた)。」