大元帥明王に礼拝を捧げて誦します。
「オン・サルヴァ・タターガタヤ・ハラ・ムンナラ・ガルラメ。」
右手の親指の先を 薬指の付け根につけて
右手を握り
そのように握った右手を 額→左肩→右肩→胸の中央→喉元の順番に当てながら
各処で「ウン。」と念じる。 計5遍念じる事になる。
合掌して 左右の人差し指と親指を外縛し、
目の前に高山があって 頂上に「キリク字」があり
「キリク字」が 8枚の花弁を持つ蓮華に変成し
蓮華の中央に「アーク字」があって 「アーク字」が七宝の楼閣に変成し
七宝の楼閣の中に また「キリク字」があり、
「キリク字」が蓮華となって 蓮華の中央の月輪中央に「ウン字」があり
光を放って 有情の苦しみを浄めてゆくと観じる。
「キリク字」は やがて 白い仏身の毘盧遮那仏となり、
毘盧遮那仏の胸の中央に 「ウン字」があって
「ウン字」が巨大となって やがて青黒色の仏身の大元帥明王に変成する。
手印を結んだままの両手を
胸の中央→額→喉元→頭頂の順に当てて
それから108遍誦す。
「タリタホリ。」
各1遍誦す。
「自帰於仏(じきおぶつ)
当願衆生体解大道発無上心(とうがんしゅじょうたいげたいどうほつむじょうしん)。」
「自帰於法(じきおほう)
当願衆生深入経蔵智慧如海(とうがんしゅじょうじんにゅうきょうぞうちえにょかい)。」
「自帰於僧(じきおそう)
当願衆生統理大衆一切無礙(とうがんしゅじょうとうりたいしゅいっさいむげ)
和南聖衆(わなんしょうしゅ)。」
再び 右手の親指の先を 薬指の付け根につけて
右手を握り
そのように握った右手を 額→左肩→右肩→胸の中央→喉元の順番に当てながら
各処で「ウン。」と念じる。 計5遍念じる事になる。
再び1遍誦す。
「オン・サルヴァ・タターガタヤ・ハラ・ムンナラ・ガルラメ。」