上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

12月議会一般質問報告 その6 「高等教育の無償化と奨学金拡充を!」

2012-12-27 18:34:25 | 議会活動
一般質問報告その6は、教育分野の問題です。

">高等教育無償化に向けて

 世界でも異常な日本の高校・大学の高学費の問題は、教育分野の長年の課題でした。世界のほとんどの国が、中学・高校の無償化、大学の無償化を段階的に進めることを定めた国際人権規約(A規約)第13条の2項b・cを批准し、高校無償化はいまや世界の常識です。ところが、この批准を留保し、世界の流れに背を向けてきたのが、加盟160ヵ国中、日本とマダガスカルの2国だけでした。しかし、日本もやっとのことで、今年9月にこの条項の留保を撤回しました。高等教育無償化の方向が明確にされたわけです。義務教育が終了すれば、高学費は当たり前というこれまでの教育の在り方は、今後大きく変わっていくものと思われます。高等教育の無償化にかかわる国際人権規約(A規約)第13条の2項b・cの批准留保撤回の意義について、教育委員長に所見を伺いました。
教育委員長は、「私自身、これまで高等教育に従事したものとして意義深く、今後の国の動きに期待したいと感じている」と答弁しました。教育無償化の流れの中で、熊本市も、高校や大学での学びに対し、より一層の支援していくべきと考えます。


市の奨学金制度の拡充を
 経済的困窮が深まる中、給付制奨学金を求める声が強まっています。現在、全国では、返還する必要のない給付制奨学金のある自治体が234あります。政令市では8市、県下でも、玉名市や上天草市では実施されています。熊本市でも、給付制の奨学金の実施や、入学金をはじめとする入学準備に対応できるような奨学金制度の改善を求めました。

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