一雨ごとの「春」

ごみ減量・環境型社会の実現を

西区にあった旧西部環境工場の老朽化による建て替えが完了し、いよいよこの３月から「新西部環境工場」が本格稼働します。（昨年１２月より試験運転を始めています）



これまで、東部環境工場が１日６００トン、旧西部環境工場が４５０トンという処理能力でごみの焼却を行っていました。
ごみ減量の推進や人口減少も見据え、新西部環境工場の処理能力は１日最大２８０トンです。
今の熊本市には、焼却施設も必要ではありますが、１１７億円もの巨費を投じての焼却工場の建設、いったん焼却施設をつくれば、燃やすごみがないと困るという、ごみ減量に逆行する矛盾した事態も一方でおこります。また、今回の新工場の運営は民間委託であり、この点でも問題を感じます。改めて本格的な環境型・リサイクル社会をめざしていかなければならないことを痛感します。

東日本大震災を機に、脱原発へと舵をきった、環境先進国のドイツなどには、焼却場はありません。徹底したリサイクル社会が実現しています。
私たち市民も意識を高め、環境型社会へ、ごみを焼却しなくてもよくなるようなリサイクルの推進に取り組んでいかなければならないと思います。