子ども医療費助成の対象年齢引き上げ「中学校3年生」まで
新日本婦人の会熊本支部から、繰り返し議会に請願や陳情が出されていた「子ども医療費助成の対象年齢引き上げ」が、市長の公約ということもあって、新年度予算で、対象年齢が中学3年生まで引き上げられることになりました。(今までは小学校3年生まででした)年齢は、大幅に拡充です。
入院の自己負担はなくなります
病院にかかる時、入院でも通院でも、診療科ごとに月500円払っている自己負担が、入院の場合はなくなります。。
これらは、繰り返し要望が届けられたことの成果です。
しかし、通院の自己負担は2倍の月1000円に!
今回の制度見直しで、対象年齢が中学3年まで引き上げられたことや、入院の場合の自己負担がなくなったことは喜ぶべきことですが、一方で、通院の場合の自己負担が2倍の1000円に引き上げられたことは、到底容認できません。
本来ならば、中学3年まで対象年齢を引き上げるのには6億円程度の財源が必要となりますが、新年度予算で費用が増えたのは、たった4200万円です。ようするに、対象年齢引き上げのために必要な財源6億円のほとんどを、医療機関を利用する人の自己負担の倍加によってまかなっているわけです。
子ども医療費助成の目的は、子育て世代の経済的負担の軽減です。
対象年齢の拡大に、市が財政負担をせずに、利用者に自己負担増を求めるならば、子育て世代の負担軽減にはなりません。
大西市長が公約実現と言うなら、それは偽りです
子育て世帯に負担を求めて、「対象年齢を中学3年に引き上げました」と市長が言うのなら、拡充というのは全くの偽りです。
子育て世帯の負担を軽減してこそ、制度の拡充です。
「自己負担1000円への引き上げは許さない」の声を上げましょう!
自己負担1000円への引き上げは、病院へ通院する子どもたちに5億数千万円の負担増を求めるものです。
絶対に許されません。
自己負担増は許さないの声を大きく広げていきましょう。