上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

熊本革新懇学習会「気候危機打開へ、運動と政治の役割」

2022-02-01 15:30:51 | 住民とともに
去る1月29日、熊本革新懇主催で、気候危機の問題についての学習会が開かれました。
熊本の環境活動家・安達安人さんが「気候危機の打開へ、運動と政治の役割 ~惑星・地球の現状と人類の活動~」と題し、地球温暖化の現状や、その中でのさまざまな市民の運動などについてお話されました。
昨年2021年11月には、イギリスのグラスゴーで「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)」が開催されました。
国連気候変動に関する政府間パネルの「1・5度特別報告書」では、「これから10年足らずの間に、全世界のCO2排出を半分近くまで削減できるかどうかに人類の未来がかかっている」と指摘しており、2030年までの目標と取り組みが極めて重要です。産業革命からの温暖化を1・5度に抑えるには、世界の二酸化炭素の排出量を2030年までに2010年比で50~60%削減する必要があります。世界的にも、目標値を引き上げること、具体的に行動していくことが重要です。
熊本市も、連携中枢都市圏実行計画で定めている目標は、2013年比で2030年までに40%以上ということであり、2010年比にすれば37%減という極めて低い目標です。直ちに目標を引き上げ、取り組む必要があります。
グラスゴーでのCOP26で、日本政府は「化石賞」をもらうなど、日本政府の遅れた取り組みの現状は世界でも突出しています。
講演会では、世界の温暖化の現状や、その大本にあるものを映像をとおして生々しく伝えられ、あらためて温暖化・気候危機への対応待ったなしを突き付けられた思いでした。
COP26の開催されたグラスゴーには、世界中の若者たちが集まり、大人たちへ行動を呼びかけました。そこには、日本の若者の姿もありました。
地球の未来に関わる温暖化の問題、広く世代を超え、多くの人と取り組んでいかなければならないと思いました。


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