2月9日、「さくらカードをよくする会」主催で、学習と交流のつどいが開かれ、会の代表である鳥飼香代子先生(熊本大学名誉教授)の講演がありました。
タイトルは、「さくらカードで生活の質がワクワク変わる」でした。
テーマのとおり、それはそれはワクワクするようなお話でした。
世界的には、ヨーロッパを中心に交通機関の利用無料化が広がっています。
自由に街に出かけ、暮らしも豊かに、まちも元気なる。
熊本市が検討しているような、市民への負担増、サービスの縮小という発想とは反対です。
ルクセンブルクは、人口60万人の小さな国ですが、国全体で公共交通機関の利用料が無料です。住民も、旅行者も。
エストニアの首都タリンでは、市民は無料。無料化によって、人口が増え、税収増に。他県にも広がっているとのこと。
フランスのダンケルクでも、市民・旅行者ともに無料。
フランスのパリでも、無料化の検討が始まっています。
ドイツでも、無料化の検討が始まっています。自動車を主力とするドイツが連邦政府として無料化を検討しているのは注目に値すること。ドイツは、信用乗車方式によって、コスト縮減を図っている。
日本でも、大阪府高槻市では、6億円の予算を使って無料化を行い、その効果を市として検証している。市民が街に出かける日が増え、市民がたくさん歩くようになり健康増進、街での購買が増え、年間30億円の経済効果に。環境負荷も軽減され、CO²が杉の木57000本分削減。介護利用が府内で一番低く介護費用縮減に。
このような各都市の事例に倣って、熊本市のさくらカードも無料に。
熊本市でも、市長に視野を広げていただき、ぜひ、そういう方向に進んでほしいと思いました。
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