東京多摩借地借家人組合

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15年間の地代不払いも組合に入って命拾い

2006年02月28日 | 明渡しと地上げ問題
調布市富士見町で借地をしているSさんは、6月初めに群馬県の地主の代理人の弁護士から今年の4月に前所有者から土地を購入し所有権移転登記を経由し、賃貸人の地位の移転を受けたとし、「貴殿は平成元年5月以降、前所有者に対する地代の支払いを怠っておりますので、本書面をもって本件土地の賃貸借契約を解除する」として、1ヶ月以内に居宅を収容し、土地を明渡すよう請求された。
 Sさんは、弁護士に相談したりしてやっと7月に組合に相談にきて入会した。新地主の代理人が地代の督促も無しにいきなり契約解除はひどい、とりあえず15年間の地代を地主の代理人宛に送金し、内容証明郵便で地代の受領を要求した。Sさんが、地代の不払いになったのは平成元年5月に地主が変わって、地代を集金に来なくなって、どこに払っていいかわからなかったもよう。今回登記簿謄本を取り寄せて初めて事実を確認した。Sさんも「もっと早く組合を知って組合に入っていたら」と後悔しきり。地主の代理人は土地を買ってほしい言い一旦は地代を受け取ったが、その後返してよこした。Sさんは、とりあえず今年の4月から6月分の地代は東京法務局に供託した。前所有者は会社が倒産状態で、住宅金融債権管理機構から八王子地裁に差押、競売開始決定がされたが、なぜかその後抹消され新地主に売買されている。一旦は明渡しも覚悟したSさんだが、今後は組合と相談しながら頑張っていく決意だ。(東京多摩借組組合ニュースより)

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