中野区上高田で約11坪を借地しているTさんは、昭和37年に借地権付の建売住宅を購入し、地主と20年契約を結びました。借地の面積は正式な測量もされず、隣の境も決めていませんでした。地主はこの辺の大地主で争いが絶えず、昭和57年に坪当10万円の更新料を請求され、以来地代の受け取りを拒否され供託をしています。
昨年12月に突然地主から土地を買ったという不動産業者が現われ、「借地権を買い取りの交渉をしたい」と言ってきました。Tさんは借地上の建物は貸家にして、近くに転居しているため、新地主はTさんの立会いもなく、勝手に測量してTさんの建物の下に境界石を埋め、Tさんは境界石は借地の境ではないと抗議しましたが、「地主とどこまで買うかはこちらの自由だ」と言っています。Tさんは、「私たちを追い出すための偽装売買ではないか。私たちを追い出したら買い戻して、隣が空家なので取壊して新しく建物を建てることを狙っているようだ」と警戒しています。
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昨年12月に突然地主から土地を買ったという不動産業者が現われ、「借地権を買い取りの交渉をしたい」と言ってきました。Tさんは借地上の建物は貸家にして、近くに転居しているため、新地主はTさんの立会いもなく、勝手に測量してTさんの建物の下に境界石を埋め、Tさんは境界石は借地の境ではないと抗議しましたが、「地主とどこまで買うかはこちらの自由だ」と言っています。Tさんは、「私たちを追い出すための偽装売買ではないか。私たちを追い出したら買い戻して、隣が空家なので取壊して新しく建物を建てることを狙っているようだ」と警戒しています。
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