東京多摩借地借家人組合

アパート・賃貸マンション、店舗、事務所等の賃貸のトラブルのご相談を受付けます。

地主の代理人弁護士名で不当な請求

2020年04月27日 | ブラック地主・ブラック家主
練馬区在住の木島さん(仮名)は先代から相続した新地主との間で更新問題、更新料問題、増改築問題、賃料増額問題、明渡し問題と驚くほどの請求を受けている。

ただ一貫した主張ではなく、更新料を払い、賃料増額に応じれば更新を認める。更新料を払わず賃料増額にも応じなければ更新を拒絶し明渡しを求める。そして、賃料増額に応じなければ損害金として受領すると通知に書かれている。

また契約期間20年が過ぎ、満期になったので賃借権は消滅しているとも主張している。今後は弁護士宛に通知書を送ってくださいと記されている。

この文章は誰が書いたのか、地主あてに弁護士の受任通知と法的根拠を述べた文書、何が主張なのかを要求した。

しかし、送られてきた内容は前回と同様で、弁護士名で送ってきた。

これには木島さんも組合も驚いた。到底弁護士が主張するような内容ではなかった。借地借家法を無視する内容を書いてくる弁護士がいることに戸惑いつつも、再度弁護士宛に通知書を書くことにした。

弁護士に委任したわけではなく、相談しただけで弁護士名を使って地主自身が通知書を書いている可能性もある。
木島さんには一切非が無いと言い切れる交渉であり、地主側がどう対応してくるのか気になるところだ。
(東京借地借家人新聞より)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 非正規労働者から生活困窮の... | トップ | 新型コロナの影響で家賃が支... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブラック地主・ブラック家主」カテゴリの最新記事