家賃を滞納したことを理由に部屋の鍵を没収されて強制的に追い出される、いわゆる「追い出し屋」の被害を受けたとして、元派遣社員の男性が管理会社などに1000万円余りの賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしました。
訴えを起こしたのは、埼玉県内に住む元派遣社員の50代の男性です。訴えによりますと、男性は、埼玉県富士見市のアパートに住んでいた3年前、次の派遣の仕事が見つからなかったほか、病気にもなり、家賃を5か月滞納したところ、管理会社の担当者などに鍵を没収されて強制的に部屋から追い出されたということです。部屋には家財道具が残されていましたが、勝手に処分されたうえ、処分にかかった費用も請求されたということで、男性は管理会社などに家財道具の費用や慰謝料など1000万円余りの賠償を求めています。男性は、その後3か月間、路上やネットカフェで生活せざるをえなかったということで、「泣き寝入りする人がこれ以上増えないよう、不当性を訴えていきたい」と話しています。訴えについて管理会社は「訴状を見ていないのでコメントできない」と話しています。弁護士などでつくる「全国追い出し屋対策会議」によりますと、「追い出し屋」をめぐるトラブルは急増していて、同じように管理会社などに賠償を求める裁判は、全国で20件以上起こされているということです。(2月9日 NHK)
訴えを起こしたのは、埼玉県内に住む元派遣社員の50代の男性です。訴えによりますと、男性は、埼玉県富士見市のアパートに住んでいた3年前、次の派遣の仕事が見つからなかったほか、病気にもなり、家賃を5か月滞納したところ、管理会社の担当者などに鍵を没収されて強制的に部屋から追い出されたということです。部屋には家財道具が残されていましたが、勝手に処分されたうえ、処分にかかった費用も請求されたということで、男性は管理会社などに家財道具の費用や慰謝料など1000万円余りの賠償を求めています。男性は、その後3か月間、路上やネットカフェで生活せざるをえなかったということで、「泣き寝入りする人がこれ以上増えないよう、不当性を訴えていきたい」と話しています。訴えについて管理会社は「訴状を見ていないのでコメントできない」と話しています。弁護士などでつくる「全国追い出し屋対策会議」によりますと、「追い出し屋」をめぐるトラブルは急増していて、同じように管理会社などに賠償を求める裁判は、全国で20件以上起こされているということです。(2月9日 NHK)