昨日書いた、親の使っていたデジカメ(Cannon Power Shot SX610 HS)の試し撮り。
9年前の5月に、親から頼まれて店員と相談しながらこのカメラを選んだ。
当時親から言われたのは、前所有機(リコーのRリーズ)ではモードダイアルを不用意に動かしてしまうことがあったので、できればダイヤルのないもの、ほかはRシリーズと同じように使えるものを、ということだった。
店員が推薦したのはこれで、たしかにこのカメラ、モードダイヤルがない。
ワイドズームで25mm-450mmの範囲で撮れるので、その点もリコーの後継としてふさわしい。当時すでにこの手の一般向けカメラは少なくなっており、ほかの候補はニコンとソニーぐらいだった。値段は忘れたが、すべりだしは3万円台だったらしい。
価格.comに当時レビューを書いたが、それによるとダイヤルの無いのは良いが、メインスイッチが小さなボタンを長押しするタイプなのが年配者には難しい、と書いていた。
写真のデータ番号を見ると、親が撮影した枚数は120枚ぐらいだったようだ。それでも結構出かけたときとか、孫の写真など撮っていたようだ。
手にしてみるとかなり小さくて、これで18倍ズームというのが信じられないほどだ。収納時にレンズを一部脇にずらして収納するとかいうやつかしら。
ただ、手振れ補正があるとはいえ、テレ端で撮るのはかなり難しいんじゃないかな。
オート任せで、シーンもカメラが解析して適切な設定をしてくれることになっている。いちおうシーンモードと言うか、エフェクトみたいなモードはいくつかあって、お遊びができるようにはなっている。
ただ、Av, Tvがないのは良いとして、ISO感度設定もストロボ設定(オンオフはポップアップで対応、他赤目軽減の設定のみ可能。強制発光の設定なし)もできないので、少し面食らう。室内の撮影ではストロボを使ってほしいらしく、半押しするとストロボを上げてくださいというメッセージが出る。消すことは出来なさそうだ。
フォーカスポイントは粗く、セルの範囲指定もできない。
液晶の色味がややくすんでいるようだ。
ただ、晴天下でも見づらいということはない。
実際の撮影画像はキヤノンらしくきれいだ。
やはりテレ端での撮影は難しい。
同じくキヤノンのSX150ISを持っているが、あれはミニ一眼レフ風味でややずっしりしているのでホールドしやすい。こちらは薄い分持ちにくく、落としそうで怖い。
花の蜜を吸うメジロ君の姿は、地上の僕の目には黒っぽい鳥らしきものにしか見えない。AFをメジロに合わせるのは簡単ではない。
デジタルズームも画質劣化が少ないと謳っているけど、今度試してみよう。
その方がフォーカスをメジロに合わせやすいかもしれない。
オートではカメラ任せにして、別途各種設定ができるというのではなく、全体のコンセプトとして、撮影者に何かを設定させないようになっているみたいです。IXYよりも設定の自由が利かないのには驚きました。その代わり、人物を見つけるとそこに向かって自動ズームする、みたいな機能がついています。
互換電池やケースも注文したので、到着したらあちこち連れ出して試してみようと思います。
Wi-Fiも設定したので、こちらも使い勝手を試します。