“モンテヴェトラーノ2007 2008 2009 2010”モンテヴェトラーノ -カンパーニャ州
ローマ郊外で行われたエノポリの試飲会。
久々のモンテヴェトラーノ。昔はよく飲んだが、このところご無沙汰している。
ダニエレ・チェルニッリ氏による小さな縦飲みの試飲。4ヴィンテージ。
2007年
モンテヴェトラーノらしい色の濃さ。ルビーに、淵が本当に少しガーネットがかっている。
きれいに開いていて、今が飲み頃という感じ。(逆に言うとあまりもたない) コンフィ、よく熟したフルーツのアルコール漬けの香り。そして、軽くチョコ、カカオが出てくる。
タンニンがモダンで国際的。かなり滑らか。ボディもよく、強さも良く長さも良いが、最後にややアルコールが残る。現時点で最高の状態。やや単調な感じがある。(90点)
2008年
非常に素晴らしい。最初、かなり閉じている。まだ若いくらい。フルーツは当然、バルサミコ、リコリース、タバコ、そしてとてもエレガント。
酸がかなりきれいで、タンニンが酸に隠れるくらい。タンニンは、まさにビロード、そして塩味が割りと強く、持続性があり、素晴らしくエレガント。とても魅力的な後味。5年後と10年後に是非飲みたい。(94点)
2009年
藁等の緑がやや出ている。スミレの香り、フルーツはフレッシュと熟した感じが半々。酸がわずか上がる。心地良いが小さくまとまっている感じ。
酸とタンニンのバランスが良い。持続性もまずまず。非常に良いのだが、他に比べてまとまりすぎで、モンテヴェトラーノらしい個性には若干欠けるかも。(91点)
2010年
最初、ミルクキャラメル、カスタードなどトースト臭が感じられる。そしてパイプタバコ、靴磨き、緑の香りがふっとそよぎ、土などが熟したフルーツに混じる。
強さとエレガントさの両方がある。ボディがあり、酸がきれいで、タンニンは若いがかなり質がよく、持続性も十分あり、印象的。モンテヴェトラーノらしいバランスと個性が出て期待できるヴィンテージ。(93点)
Montvetrano 2007 2008 2009 e 2010:
La degustazione organizzata dall’Enopoli e una piccola vertical di quattro annate di Montevetrano, guidata dal sig. Daniele Cernilli.
2007: gia’ aperto. Pieno di frutta rossa e sotto spirito, spezie dolci, inizio di cacao. Tannini belli rotondi, ottima sturuttura PAI lunga. Ora al suo massimo(90/100)
2008: meraviglioso. All’inizio molto chiuso, mostra ancora gioventu’, naso complesso e notevolmente elegante. Piacevolissima acidita’ e abbastanza sapido, tannini vellutati (!), PAI lunghissima e il finale davvero elegante(94/100)
2009: frutta fresco e matura, viola, fieno. Leggermente piccolo. Ottimo equilibrio tra acidita’ e tannicita’. PAI molto buona ma manca appena la personalita’ di Montevetrano confrontando altre annate(91/100)
2010: all’inizio caramello, leggera tostatura, poi tobacco da pipa, lucido scarpe, un tocco verde su frutta matura. Intenso e contemporaneamente elegante. Ben strutturato, freschezza molto gradevole, persistente, esprime una bella personalita’ di Montevetrano(93/100)