在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

3 Rosso di Montepulciano e 3 Vino Nobile di Montepulciano モンテプルチャーノ ロッソとノービレ 合計6本

2017-03-17 09:58:50 | Toscana トスカーナ
Rosso di Montepulciano 2014 Poliziano
Rosso di Montepulciano 2015 Avignonesi
Rosso di Montepulciano Prugnolo 2015 Boscarelli
Vino Nobile di Montepulciano 2013 La Braccesca
Vino Nobile di Montepulciano 2013 Avignonesi
Vino Nobile di Montepulciano 2013 Boscarelli



少し前のアウグスト氏のエノテカでの試飲会。
メモが残っているので、メモからの記憶。

毎週土曜日のアウグスト氏のエノテカの試飲会は、毎週土曜日に用事が出来てしまったので、行けないことも多くなってしまった。
行けてもダッシュで、あまりゆっくりはできない。(涙)

さて、毎週テーマを変えて大判振る舞いの試飲会、これで無料、立ち飲みでいつでも参加でき、ここまでジェネローゾ(心優しい)試飲会は昨今少なくなってきた。

この週は6つのモンテプルチャーノ。
3本がロッソで3本がノービレ。

なお、+の数は、+++で、よしOKの感じ、あとはそれ以下、それ以上。

Rosso di Montepulciano 2014 Poliziano ++(+)
濃いめの色で、想像通り甘い香りが引き立ち、モダンな仕上がり。
タンニンは結構感じ、余韻にほろ苦さが出ている。

Rosso di Montepulciano 2015 Avignonesi +++(+)
色は薄めのクラシックなサンジョヴェーゼの色合い。
香りにやや臭みがあるか。フルーツよりスパイス臭が勝る感じで、木製系の香りも混じる。酸味が綺麗で、タンニンが繊細、ほのかに残るほろ苦さが心地よく、余韻にスパイスの香り。
実に久々のアヴィニョネージ 。昔はよく飲んだというか、モンプルチャーのの代名詞だった。その後、いろいろ、特にモダン系が出てきて影が薄くなってしまったが、久々に飲むと、改めて良さを感じる。

Rosso di Montepulciano Prugnolo 2015 Boscarelli ++++
ややアルコールが強い感じがあるが、花、フレッシュなフルーツがきれいで、そこにバランス良くスパイスが重なる。ほどよく複雑性が出ている。
酸味はアヴィニョネージよりは少ないが、タンニンとのバランスが良い。余韻も満足。
ロッソだが、かなりしっかりた味わい。

Vino Nobile di Montepulciano 2013 La Braccesca +++
色が濃いめで、深みのある色合い。
香りは、良く熟した、またはコンフィ、またはアルコール漬けになったフルーツ。スパイスが加わるが、全体に重たい香り。
味わいは柔らかく、ボディがしっかり、アルコールの強さが出ている。タンニンは良いが余韻の長さがもっと欲しいところ。そして当然モダン、個人的にはモダンすぎ。

Vino Nobile di Montepulciano 2013 Avignonesi ++++
最初、かなり閉じている。スパイスに栗の香りが混じるような、全体に暗いイメージの太く重たい香り。かなりクラシック。
アルコールがやや強く、ボディがあり、タンニンと酸のバランスが良い。余韻の長さは良く、スパイスが最後に残る。

Vino Nobile di Montepulciano 2013 Boscarelli ++++(+)
バルサミコ、スパイス、タバコ、革、腐葉土など。
アタックが良く、酸味がきれい、タンニンは繊細で、ボディをうまく支えている。味わいの長さがあり、フィニッシュがかなり良い。

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