在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Ebner Gruner Veltliner 2015 e Gewurztraminer 2015 エブネル 2種

2016-06-19 14:08:19 | Trentino Alto Adige アルト・アディジェ
Ebner: エブネル
Gruner Veltliner 2015 グルネル・ヴェルトリーネル2015
Gewurtztraminer 2015 ゲヴルツトラミーネル2015



まだローマではマルコのところ(Il Vinaietto)しか入っていない。
マルコと協力してワインを仕入れているパオロが、少し前に「発掘」したもの。

マルコもパオロも、そして私もだが、アルト・アディジェのワインはかなり好きである。
いろいろな品種があり、その時の気分で選べるし、重たさがなく、エレガントで、特にマルコのところのように、食べ物がない場所でアペリティフ的に飲むにはちょうどいい。
(たまには「真夜中のアペリティフ」になるが。。。)

さて、その、オーダーしていたエブネルのワインがようやく届いた、というのでマルコに飲んでみて、と言われ飲んだ。



Gruner Veltliner 2015
たいてい、何も言わずにワインを出してくるマルコ。
瓶の形状からして、すぐにアルト・アディジェとわかるが、品種は??
グルネル・ヴェルトリーネル(日本ではたぶん、グルナー・ヴェルトリーナーと発音する?)だった。オーストリアに多いという品種。
ここで、オーダーしてたのが届いたんだよね〜、とマルコ。

最初に一瞬、白い花、すぐに、かなり熟したフルーツの香り、随分たって、柑橘系、緑の香りがほのか〜に感じられる。香りはかなり強く、しかし、程よい複雑性はあり、印象が強い。珍しく、アルト・アディジェにしては、重ためのワイン。。。。という印象。
味の方も強さがあり、存在感たっぷり、酸はあるが、柔らかさの方が先に立ち、ボディしっかり、余韻も太く長く、パイナップルの甘い香りが残る。アルト・アディジェの物にしては珍しく肉厚系〜という感じのワイン。
これだけを飲むのもいいが、食べ物が欲しい。。。。++++



Gewurztraminer 2015
ゲヴルツもあるというので、ついでなので飲んでみた。
バラの花とライチがゲブルツの見本のよう。これまた存在感あり。どーんとしていて、若干重たすぎ。
味も負けない。同じく存在感たっぷり、酸味がまろやかさに隠れ、ゲヴルツにあるほろ苦さまで隠して、余韻が太く長い。これもかなりの肉厚系。
珍しく、飲んでいて若干飽きがきたのだが、それは食べ物がないこともあったと思う。ただ、非常に良くできているし、ぐっと冷やして食べ物と一緒なら、そして、この手の存在感のあるタイプが好きなら、絶対に気にいると思う。+++(+)

ワインだけでも、飲んでいるとあまりお腹が空かないので、マルコのところ長くいてお腹すくということはあまりないのだが、今回は珍しく、飲んでいてすご〜くお腹が空いたのであった。









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