在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Barbanico 2016 Balter

2018-02-08 10:26:28 | Trentino Alto Adige アルト・アディジェ
Barbanico 2013 Balter



バルテルは、トレンティーノではスプマンテが有名。

イタリアのスプマンテというと、最近はフランチャコルタの知名度が世界的に高まっているが、そうなると値段も高くなるのは当然。
比べて、品質で引けを取らないのがトレントDOC。(同じ、瓶内二次発酵方式)
フェラーリがトレントDOCなのだが、こちらはブランド名が独り立ちしすぎている感があり、トレントDOCというブランド名の認識度はイマイチ。
しかし、その分、値段がフランチャコルタに比べるとまだだいぶ安く、トレントDOCの生産者の中でバルテルは、かなり良いスプマンテを造っている。
トレンティーノ・アルト・アディジェ州は、南のトレンティーノと北のアルト・アディジェに行政区が分かれるのだが、バルテルは南のトレンティーノに属し、その分、しっかりした味わいの強さを持ったスプマンテとなっている。

さて、そのバルテルが造っているスプマンテではなくワインの方。
どれも、ラベルが可愛いというか、吹き出したくなるほど面白いデザイン。
別に凝っているわけではないが、版画風の図柄がなんだか親しみを感じさせる。


HPから

バルバニコは土着品種ラグレインにカベルネ・ソーヴィニオンとメルローをブレンド。
面白い名前だーと思ったら、二人の子供、バルバラとニコラの名前をくっつけただけだった。(笑)
妻の名前に始まり、子供の名前、お父さんお母さん。。。結構あるある。

ごめんなさい、なのだが、最初にぐぐっとバナナの皮の香り。
もちろんチェリー、スパイス、少し土っぽい香りに、だんだんとカフェ、カカオの香りも出てくる感じがある。
それとカフェなどの黒っぽい香り。甘い香りもふわっと出てくる。
インパクトが心地よい。強さがあり、こちらもほのかな甘さ(まろやかさ)とタンニンのコントラスト。
味の方に、よりカフェ、カカオ、グリーンのさっぱり感が出ている。と思うと、バニラの香りもあり、フィニッシュもしっかり、太さを持ち、長さも申し分なく、満足感がある。
ちょうど飲み頃、全体のバランスが良い。++++




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