Una Questione privata いたって個人的な問題
監督 パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ(タヴィアーニ兄弟)
第2次世界大戦中、イタリアが連合軍に降伏して停戦を宣言したときから、イタリアでは内戦が始まった。
新政権によるレジスタンスとフェシストの戦い。
特にピエモンテではレジスタンス活動がひどかったというが、そのピエモンテ、最近世界遺産になったランゲ地方での内戦が背景。
ランゲ、景色が綺麗、というので、バローロの畑での綺麗な映像でも出てくるのかと思ったら、これは大違いだった。
ぶどう畑は影にも見えない。
というのが、2200−2300mの標高のところが舞台になっているそうで、その標高では、同じランゲ地方でも、さすがにぶどうは育たない。
さて、その内戦中の若者の恋愛を描いたのかと思ったら、監督曰く、逆らしい。
ただし、原作の同名小説があるので、原作者ベッペ・フェノーリオも同じ意図を持っていたのかもしれない。
だいたい、タイトルがそんな感じ。
タヴィアーニ監督曰く、「恋愛」に起こり得る「三角関係」そこから生まれる「ジェラシー」が人を変えていく。
そのことしか頭にない「嫉妬の塊」が生まれる。
そういったことを、内戦を舞台にして描いた、とのこと。
3年ほど前、偶然ラジオ小説で朗読していたのを聞いて、すぐさま映画化を申し込んだということだが、小説自体は1963年に出版されたもの。
全編にオズの魔法使いのオヴァー・ザ・レインボーの音楽が印象的。
それにしても、罪な女性もいるもんだ、に尽きる。
いや、今でもいるいる。
フラヴィアは、ミルトンも好きだが、彼の親友のジョルジョも好き。
本命はジョルジョ。
でも、ミルトンにも気がある。
それらしいそぶりは見せる。
ミルトンは今でいうとキープ君?
そぶりは見せてくれるので、ミルトンは脈があると信じている。
真面目なところが災いしてか、フラヴィアと親友ジョルジョの関係には気づいていない。
しかし、二人に関係があることを知ってから、嫉妬の塊になってしまう。
レジスタンス活動中、自分の命も危うい時なのに、もう、他のことは眼中にない。
そこで、他の部隊で、同じくレジスタンス活動をしているジョルジョに聞く、と決心。
恋って、こういうものだよね〜
彼女に聞けばいいのに、そうしない、そうはいかないのが恋。。。(笑)
しかし、ジョルジョはファシストに捕まっていて、彼に聞くには彼を救い出すしかない。。。。
親友だから助けたい、ではなく、本心を聞きたいために救わなきゃ、が、三角関係。。。。
嫉妬の塊を、ルーカ・マリネッリ(ジグロボの悪役)が見事に演じる。
最後はちょっと尻切れトンボのような感はあるが、これは、作家が2ヶ月後に亡くなったため、未完成作のかもしれない、という話もあるらしい、に共通。
しかし、その後はどうなった?と想像の域を残すのも悪くない。
ジョルジョはファシストに殺され、ミルトンはフラヴィアとハッピーエンドになるか
私が好きだったのはやっぱりジョルジョ、と、ミルトンはフラヴィアとはハッピーエンドになれないか
ジョルジョが生きて戻り、フラヴィアと結ばれ、ミルトンは失意の元に町を去る。。。とか
ランゲ地方は霧が有名だが(だから、ネッビア、霧、ネッビオーロ(品種)でバローロが造られる)、画面に霧、霧、霧。。。。
今回のインタヴューには、お兄さんのヴィットリオ氏は体調が悪く、パオロ氏のみの出席。
監督 パオロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ(タヴィアーニ兄弟)
第2次世界大戦中、イタリアが連合軍に降伏して停戦を宣言したときから、イタリアでは内戦が始まった。
新政権によるレジスタンスとフェシストの戦い。
特にピエモンテではレジスタンス活動がひどかったというが、そのピエモンテ、最近世界遺産になったランゲ地方での内戦が背景。
ランゲ、景色が綺麗、というので、バローロの畑での綺麗な映像でも出てくるのかと思ったら、これは大違いだった。
ぶどう畑は影にも見えない。
というのが、2200−2300mの標高のところが舞台になっているそうで、その標高では、同じランゲ地方でも、さすがにぶどうは育たない。
さて、その内戦中の若者の恋愛を描いたのかと思ったら、監督曰く、逆らしい。
ただし、原作の同名小説があるので、原作者ベッペ・フェノーリオも同じ意図を持っていたのかもしれない。
だいたい、タイトルがそんな感じ。
タヴィアーニ監督曰く、「恋愛」に起こり得る「三角関係」そこから生まれる「ジェラシー」が人を変えていく。
そのことしか頭にない「嫉妬の塊」が生まれる。
そういったことを、内戦を舞台にして描いた、とのこと。
3年ほど前、偶然ラジオ小説で朗読していたのを聞いて、すぐさま映画化を申し込んだということだが、小説自体は1963年に出版されたもの。
全編にオズの魔法使いのオヴァー・ザ・レインボーの音楽が印象的。
それにしても、罪な女性もいるもんだ、に尽きる。
いや、今でもいるいる。
フラヴィアは、ミルトンも好きだが、彼の親友のジョルジョも好き。
本命はジョルジョ。
でも、ミルトンにも気がある。
それらしいそぶりは見せる。
ミルトンは今でいうとキープ君?
そぶりは見せてくれるので、ミルトンは脈があると信じている。
真面目なところが災いしてか、フラヴィアと親友ジョルジョの関係には気づいていない。
しかし、二人に関係があることを知ってから、嫉妬の塊になってしまう。
レジスタンス活動中、自分の命も危うい時なのに、もう、他のことは眼中にない。
そこで、他の部隊で、同じくレジスタンス活動をしているジョルジョに聞く、と決心。
恋って、こういうものだよね〜
彼女に聞けばいいのに、そうしない、そうはいかないのが恋。。。(笑)
しかし、ジョルジョはファシストに捕まっていて、彼に聞くには彼を救い出すしかない。。。。
親友だから助けたい、ではなく、本心を聞きたいために救わなきゃ、が、三角関係。。。。
嫉妬の塊を、ルーカ・マリネッリ(ジグロボの悪役)が見事に演じる。
最後はちょっと尻切れトンボのような感はあるが、これは、作家が2ヶ月後に亡くなったため、未完成作のかもしれない、という話もあるらしい、に共通。
しかし、その後はどうなった?と想像の域を残すのも悪くない。
ジョルジョはファシストに殺され、ミルトンはフラヴィアとハッピーエンドになるか
私が好きだったのはやっぱりジョルジョ、と、ミルトンはフラヴィアとはハッピーエンドになれないか
ジョルジョが生きて戻り、フラヴィアと結ばれ、ミルトンは失意の元に町を去る。。。とか
ランゲ地方は霧が有名だが(だから、ネッビア、霧、ネッビオーロ(品種)でバローロが造られる)、画面に霧、霧、霧。。。。
今回のインタヴューには、お兄さんのヴィットリオ氏は体調が悪く、パオロ氏のみの出席。