MOI CESAR, 10 ANS 1/2, 1M39 ぼくセザール 10歳半1m39cm
満足度 ★★★★☆
感動度 ★★★☆☆
音楽 ★★★★★
映像の面白さ ★★★★★
セザールのかわいさ ★★★★☆
話の展開 ★★★☆☆
2003年 フランス 99分
監督・脚本 リシャール・ベリ
キャスト ジュール・シトリュク
ジョセフィーヌ・ベリ
アンナ・カリーナ
一言でいうと、面白かった。
子どもの目線(一貫して1m39cmのカメラ目線だが、それは子どもの精神面にまで及ぶ)でとらえた葬式や物事のとらえ方。
大泣きしている大人たちを冷ややかな目線でとらえるが、雨が降ってくると傘、傘、傘…
傘は『黒色』で、自由な発想のとらえ方のできる子どもは、空の上から花のように咲いた『黒い傘』を見つめるが、同時に大人の矛盾を最後に開いた『ピンクの傘』でとらえ 表現するところから、この映画は始まる。
『ぼくセザール10歳半1m39cm。ちょっと太め、甘党……』といった具合に 十歳の子どものあどけない始まり方ではあるが、結構内容は冷静でシビア。
大人には痛い映画であり、手放しで笑っていられないところが また面白い。
話はそれますが、イギリスに子ども三人で友達の父親を探しに出かけたときの、イギリスのパンクロック的な感覚が出ていて好き。
使用されていた音楽が全体に好きでした……
話のあらすじはいたって単純なので、ここでは省かせていただきます。 詳しくは↓(BSジャパン)
http://www.bs-j.co.jp/cinemacrush/