乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

松竹座 壽 初春大歌舞伎 & 南座 顔見世   演目 2010

2010-09-28 | 舞台・音楽 雑感メモ


 

  今日、一月松竹座興行の演目が届いた

  にこににこ にこにこにこ




  顔見せも見たい演目が・・・

  にこににこ にこにこにこ



  節約せねば 家事がんばらなくちゃ

  ダンナ様にお頼みせねば ^^ネ



  さて、どれに行こうかな☆^^☆

  うれしいな うれしいな



  いぃ~ いい~ いいぃ~(笑)

         なぁあんて ネ。見たいな

  あとは 当然 ^^V

         お正月・・・








壽 初春大歌舞伎

平成23年1月2日(日)~26日(水)


昼の部


一、玩辞楼十二曲の内 土屋主税(つちやちから)

  第一場 向島晋其角寓居の場
  第二場 土屋邸奥座の場

                  土屋主税  翫 雀
                  大高源吾  染五郎
                  侍女お園  扇 雀


二、男の花道(おとこのはなみち)

  第一幕第一場 東海道金谷宿なる旅籠松屋の店先
     第二場 同 裏の部屋
     第三場 同 奥の離れ
     第四場 同 奥の離れ
     第五場 元の松屋の店先
  第二幕第一場 茶屋むさし屋の二階座敷
     第二場 山谷堀の料亭万八の離れ
     第三場 中村座の舞台
     第四場 元の万八の離れ

               加賀屋歌右衛門  藤十郎
                万八女将お時  秀太郎
                田辺嘉右衛門  翫 雀
                  土生玄碩  幸四郎



夜の部


一、八陣守護城(はちじんしゅごのほんじょう)

  湖水御座船の場

                  佐藤正清  我 當
                  斑鳩平次  進之介
                    雛衣  秀太郎


二、玩辞楼十二曲の内 廓文章(くるわぶんしょう)

  吉田屋

                藤屋伊左衛門  藤十郎
                  扇屋夕霧  扇 雀
               吉田屋喜左衛門  我 當


三、江戸川乱歩「人間豹」より

  江戸宵闇妖鉤爪(えどのやみあやしのかぎづめ)

  ─明智小五郎と人間豹─

  第一幕第一場 不忍池、弁天島の茶屋の前
     第二場 江戸橋広小路の支度小屋
     第三場 ウズメ舞の場
     第四場 隅田河畔の茶屋
     第五場 浅茅ヶ原
  第二幕第一場 団子坂、明智小五郎の家
     第二場 笠森稲荷
     第三場 団子坂近くの一本道
     第四場 洞穴、恩田の隠れ家
     第五場 浅草奥山の見世物小屋
     エピローグ 同 見世物小屋裏手

  市川染五郎大凧にて宙乗り相勤め申し候

                 明智小五郎  幸四郎
  商家の娘お甲/女役者お蘭/明智の女房お文  扇 雀
            恩田乱学/神谷芳之助  染五郎




  
       
             


 
京都四條南座

京の年中行事
當る卯歳 吉例顔見世興行
       東西合同大歌舞伎

平成22年11月30日(火)~12月26日(日)


昼の部(午前10時30分開演)


第一 羽衣(はごろも)

              天女       孝太郎
              伯竜       愛之助




第二 菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅてならいかがみ)

   寺子屋

             松王丸       吉右衛門
              千代       魁 春
              戸浪       芝 雀
            園生の前       扇 雀
            春藤玄蕃       段四郎
            武部源蔵       梅 玉




第三 阿国歌舞伎夢華(おくにかぶきゆめのはなやぎ)

           出雲の阿国       玉三郎
           名古屋山三       海老蔵
             男伊達       愛之助
             男伊達       翫 雀




   十三世片岡仁左衛門を偲んで

第四 伊賀越道中双六(いがごえどうちゅうすごろく)

   沼津

          呉服屋十兵衛       仁左衛門
              お米       秀太郎
            池添孫八       進之介
           荷持安兵衛       歌 昇
            雲助平作       我 當




夜の部(午後4時15分開演)


第一 歌舞伎十八番の内 外郎売(ういろううり)

   大薩摩連中

            曽我五郎       海老蔵
            小林舞鶴       孝太郎
           小林朝比奈       愛之助
            工藤祐経       段四郎




第二 仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)

   七段目

   祗園一力茶屋の場

          大星由良之助       吉右衛門
             おかる       玉三郎
           竹森喜多八       歌 昇
            赤垣源蔵       歌 六
          寺岡平右衛門       仁左衛門




   心中天網島

第三 玩辞楼十二曲の内 河庄(かわしょう)

           紙屋治兵衛       藤十郎
          紀の国屋小春       扇 雀
           丁稚三五郎       翫 雀
           河内屋お庄       竹三郎
          粉屋孫右衛門       段四郎




第四 鳥辺山心中(とりべやましんじゅう)

           菊地半九郎       梅 玉
              お染       芝 雀
           坂田源三郎  玉太郎改め松 江
           坂田市之助       歌 六
              お花       魁 春




第五 越後獅子(えちごじし)

           角兵衛獅子       翫 雀







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147; 『漆の文化史』 四柳嘉章 著  岩波新書 2009年

2010-09-28 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫


 (写真は奈良県の田原本考古学ミュージアムにある、盾持人埴輪です。)






2010年度 147冊目     『漆の文化史』

記録のみ




 四柳 嘉章  著

  著者紹介 

四柳 嘉章 (ヨツヤナギ カショウ)       
1946年石川県生まれ。國學院大學史学科卒業。歴史学博士。現在、石川県輪島漆芸美術館長、漆器文化財科学研究所長、美麻奈比古神社宮司。専攻、漆器考古学、文化財科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


 岩波書店

 岩波新書  新赤版 1223

 2009年12月18日 

 224ページ 本体 798円




 久しぶりに図書館に行く。

 残念なことに『木々高太郎探偵小説選』(ミステリ叢書)が貸し出し中。

 だが、先月から求めていた『漆の文化史』が書棚に。

 これはラッキーとばかり、手にとる。


 
『漆の文化史』は思った通り、興味深い。

 特に前半は漆や赤の持つ意味合いが丹念に記され、わたしにとってはおもしろい。

 読書中に貼った付箋は前半に集中した。


 
 奈良県某町展示室には赤く(実際には茶色)染まった木棺(あと)が置かれている。

 残った赤は、水銀朱。

 あれれと読みすすめると、水銀朱が産出する地方は限られており、全国的には漆が主に使用されていたらしい。

 水銀朱は伊勢地方でとれたそうなので、伊勢との関係が深いの某町ならば、納得がいく賭場借り、一人妙に納得して遊んでいた。



 漆は9000千年も前に使用されていたとのこと。

 ホンマかいな?とばかり、読み進め、うなずく。



 奈良時代は黒漆、平安時代には赤漆。

 あとに著者の考えも付け加えられ、楽しい思い。



 黒炭や柿渋を下塗りする方法には感心。

 特に柿渋。

 京都に生まれ育ったわたしには、友人宅などでごわごわとした柿渋紙を目にする機会は多かった。

 柿渋紙は強く厚く、友禅の輪郭を描くゴムにも耐える。

 おそらく、烏帽子や紙衣にも使われていたのだろう。

 ここで話題が歌舞伎にずれてはなるまい!と、歯をくいしばる。



 ベンガラが漆の一種だとは、この本を読むまで知らなかったわたし。
   (注意:ベンガラは顔料です)
 京都祇園の壁など多くの地方で美しく彩っている。

 そうだったんだとわかりもせずに、妙に納得。

 古くは 壁に漆や赤を塗り、外からのケガレの侵入を防具といった意味合いもあるのだろうか。

 妄想はつきない。



 後半、わたしの関心ごとの一つである「文様」にも触れられている。

「蝶文様」について多くを語られていたが、これは中国の吉祥文様に通じる。(これは本文でも書かれていた)

 不思議なことに、イランでも「蝶文様」は古くから多く描かれる。

 イランも中国や日本と同様、吉祥や祈願を込めた模様、絵柄が多い。



「百足文様」も書かれていた。

 百足は毘沙門に関係が深いので、奈良県の信貴山 朝護孫寺にも金色の百足が描かれているよと嬉しい思い。

 

 全体を通して、おもしろい^^

 この本は、お勧め致します。






 岩波書店より ▼

[要旨]
 日本を代表する工芸品として誰もが認める漆器.しかし,その文化の成り立ちや,技法,社会的な広がりについては,意外にも未知のままであった.著者は,縄文から近代まで,土中より発見された漆製品に科学分析の光をあて,その謎に迫る.民俗学の手法や絵巻物・文献資料も活用し,名品鑑賞からだけでは到達できなかった,初めての文化史を描き出す.(カラー口絵一丁)


[目次]
第1章 漆をさかのぼる―縄文漆器の世界(縄文ウルシの発見;九〇〇〇年前の赤色漆塗りの衣服 ほか)
第2章 漆器が語る古代国家(古墳時代の漆の祭;捧げ、祭られる漆 ほか)
第3章 暮らしの中に広がる漆器(食品で作る「時間の物指し」;各地で働く工人たち ほか)
第4章 日本の各地で生まれる漆器―食文化の変遷の中で(広がる近世の漆器産地;合鹿椀―木地屋が塗った漆器 ほか)










コメント (2)
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