映画70; 『その木戸を通って』
満足度 ★★★★★ ★☆☆☆☆
役者さんたち ★★★★★ ★★★★☆
(それぞれ、よござんした)
1993年 日本映画(角川映画) 92分
監督・脚本 市川崑
原作 山本周五郎『その木戸を通って』(『おさん』所収新潮文庫刊)
ふさ(記憶喪失の娘)/浅野ゆう子
平松正四郎/中井貴一
田原権右衛門(中老)/フランキー堺
吉塚助十郎(正四郎の家扶)/井川比佐志
むら(助十郎の妻)/岸田今日子
正四郎の父 石坂浩二
神山繁
榎木孝明
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8月に引き続き、まだやっていてくれちゃってました。
早速見た映画は1時間半の一番短い『その木戸を通って』
始まってすぐに?うぅん?
割合に緑とコントラストがキツイ竹林
塀の茶色も何もかもが、あまり好きではない。
わたしって、自分のことは棚に上げ(爆)、色にわがまま。
好きじゃなくって、ごめんなさ~い。
始まるに付け、好きな役者さんが ぞろりぞろり
ぅン!まぁ!素敵じゃないですか。
今回も中井貴一さんが歌舞伎役者風の手先で、うふふ。
安部公房先生^^のお気に入りだった井川比佐志さん、いいですね^^
フランキー堺さんと岸田今日子も、うん!いい。かなり、いい。
じゃ全体はというと、上質なドラマ仕立てだったのですよ。
映画を借りたつもりなので、このショックは大きい。
仮にテレビでドラマを見たのなら、割合に(ぐらいなら)感動したとは思います^^
DVD映画製作解説を見ると、太陽光線を遮った関節照明とのこと。
特に浅野ゆう子さんには もやをかけたり照明に気遣いすぎた駒も。
やりすぎると、「つう」(つるのおんがえし 女房の名)の表情になっちゃっていたな。
話が民話からとってあるようなので、光が上手くコマと、やり過ぎのコマに分かれた感じ。
ふと現れて 去っていくというパターンの民話
映画(ドラマ)では、おおむね「竹取物語」を連想。
「竹取物語」の球根騒動や「つるのおんがえし」の‘見るな!’といった禁止が無い、ひらたーーいおはなし。
この話、原作者の山本周五郎はどのように表現されているのだろうか。
木戸は こっちの世界と別世界との境界でしょう。
タイトルに潔く出しちゃって ひらたいな、やっぱり
うぅうん なんだかねぇ
おもしろうございました よかったです 良かったですってば^^;;
今回は辛口にて、失礼申し上げます。
ごめんなさ~い
解説: 今年2月に92歳で他界した巨匠・市川崑の70数本におよぶ作品歴の中で、テレビ放送はされたものの、劇場未公開となっていた幻の一本。城勤めの無為な日々を送る武士・平松正四郎と、彼の前に突然現れた記憶喪失の女性・ふさの愛のドラマが展開する。原作は山本周五郎の短編小説集「おさん」に収められた一編。ふさ役の浅野ゆう子、正四郎役の中井貴一ら、豪華キャストが見どころ。市川監督ならではのリリカルな映像美も堪能できる。
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あらすじ: 娘の婚礼の日、城勤めの武士・平松正四郎(中井貴一)は、自分と娘を残し、こつ然と姿を消した最愛の女性ふさ(浅野ゆう子)のことを思い出していた。17年前、正四郎の家に突然迷い込んできた記憶喪失のふさは、城代家老の娘との縁組が決まっていた正四郎と心を通わせ合うようになり、やがて結婚して子どもをもうけたのだが……。
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