2012年 春日大社神苑萬葉植物園の藤 1 香の良い麝香藤など （10景）

　　　　　　　2012年　　春日大社神苑萬葉植物園の藤　1




麝香藤



海老茶藤



口紅藤



九尺



白野田

白野田

白野田

白野田

白野田

白野田


　2012年5月5日

　今年も奈良　春日大社神苑萬葉植物園で藤の花を観ることができました。

　早咲きの藤は例年よりも遅く咲き、遅咲きの藤はいつもどうり

　なので、今年は早咲きと遅咲きの藤が同時に咲き乱れたそうです。

　こういったことはたいへん珍しいらしく、園内を散歩中、繰り返し何度も説明の放送がありました。


　クロマルハナバチ（←たぶん）が蜜をすうために、藤の近くを飛び交っていました。

　また、同園のモリアオガエルの鳴き声がかわいらしかったです。


　萬葉植物園には他も多くの種類の藤が咲いています。

　次回は、紫の藤も含めて記録させていただきたいと思います。


　　　　　　　　　　　つづく

雑

　昨日　5日ぶりに、450越え

　みなさま。ご来場ありがとうございます。

　感謝感謝でございまする。






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『双蝶々曲輪日記～角力場』松本幸四郎 『芦屋道満大内鑑～葛の葉』中村扇雀

　

　『双蝶々曲輪日記～角力場』

出演：松本幸四郎　市川染五郎　澤村由次郎　大谷桂三　澤村宗之助　中村歌江　中村吉之丞　松本錦吾　中村芝雀　中村吉右衛門
2009年
51分
カラー
関取の濡髪長五郎と素人角力出身の放駒長吉の達引が見どころの作品。幸四郎の濡髪に、染五郎の与五郎、芝雀の吾妻、吉右衛門の放駒というを豪華配役で、歌舞伎座さよなら公演からご覧頂く。 濡髪と放駒の大一番で盛り上がる角力小屋前。濡髪を贔屓する山崎屋与五郎は、恋仲の藤屋吾妻と逢い引きをしているが、今日の勝負が気がかりな様子。やがて勝負が始まり、濡髪に土がつく。放駒贔屓の平岡郷左衛門や三原有右衛門は、放駒を褒め称え、郷左衛門が思いを寄せる吾妻の身請けを手助けして欲しいと頼む。一方の濡髪は放駒をその場へ呼び戻すと意外な言葉を打ち明ける…。
（2009年/平成21年6月・歌舞伎座)
次回23(水) 後05:00

　豪華出演の歌舞伎らしい味わい深い『双蝶々曲輪日記～角力場』を見た。

　芝居の中の台詞としてもあったが、錦絵の中から飛び出たような美しさ。

　松本幸四郎さんは演目や役柄によって、たいそう演じ方や言い回しを変えられる見応えのある役者さんのお一人だなぁ。

　この芝居には　中村吉之丞さんも出ておられる。この方の台詞の調べは、たいそう好きだ。





　『芦屋道満大内鑑～葛の葉』

出演：中村扇雀　坂東竹三郎　　中村翫雀
2008年（全2話）
62分
カラー
安倍清明は、陰陽師・安倍保名と白狐との間に生まれた子であるという「信太妻伝説」に材をとった作品。 安倍保名に命を救われた白狐は、保名の許婚・葛の葉姫に姿を変え、保名と夫婦となっていた。二人には子があったが、ある日、本物の葛の葉姫が現れる。そこで白狐は家の障子に「恋しくば尋ねきてみよ和泉なる　信田の森の恨み葛の葉」という歌を残し姿を消す。泣く子をあやしながらの「曲書き」や、早替りや宙乗りなどの演出による面白さに加え、人を愛してしまった悲しみや親子の情愛溢れる名作を、扇雀の葛の葉、翫雀の保名でご覧頂く。
(2008年/平成20年1月・大阪松竹座)
　次回29(火) 後04:00

　お家で観ていたので、一目が気にならず　涙が溢れ出てしまいました。

　冷たい、水色の涙でした。


　台詞や仕草はもちろんですが、狐　葛の葉の衣装は、回を追って、色→形態　と、狐に変化していきました。


　障子に残していく歌は、変体仮名

　　　　恋しくば
　　　　たづね
　　　　来てみよ　　　　
　　　　…　　　　今回は以下省略
　上のように　「たづね」を独立させておられ、変体仮名で書かれていものですから、読みように（見よう）によっては「きつね」とも感じられるように工夫されている点が興味深かったですね。これは今回の発見でした^^

　舞台づくりには、細やかな工夫が凝らされているのですね。


　また、「うらみ 葛の葉」の部分、何度読んでも奥行きがあり、こころがきゅんとなります。
　

　なつかしい、四年経った今でも印象的な演目の『芦屋道満大内鑑～葛の葉』

　この芝居がきっかけで、中村扇雀さんもいいかなって思い初めていたが、○○○さんと違う方向に…。

　心に残る舞台を関西に、そしてわたしに残していかれた…


　中村扇雀さん、坂東竹三郎さん、中村翫雀さんと好きな役者さんの名前が連なる。

　中村翫雀さんはお品がよく、心地の良い音楽を聴いているようだ。南座で桟敷に座って（笑）藤十郎さんと翫雀さん共演の芝居が観たい。


『芦屋道満大内鑑～葛の葉』は民俗学の諸先生方が研究対象とされている演目の内に入る。

　数少なく読んだその中でも多くの書物に出てきたが、研究内容とは別に、その文脈から『葛の葉』や歌舞伎が好きといった気持ちが伝わってくる先生方が多いことにほくそ笑む。


　以前『竹田出雲　並木宗輔　　浄瑠璃集』から　「芦屋道満大内鑑」、東洋文庫『説経節』から「付　信太妻」を読んだ。

　今年になって『名作歌舞伎全集25巻』を手に入れたので、こちらでもあれば『芦屋道満…』を楽しんでみましょうかぁ～。