ドラマ『透明なゆりかご』
友人から連絡あり。
彼女曰く、『透明なゆりかご』が面白いゆえ、見るべし見るべし、と。
息継ぐ暇もなく話す故、さぞやおもしろきかなと見越して、パソコンに向かう。
あったわあったわと、我肩を揺さぶり喜ぶ姿は、果ては大江山の洗濯女になりたもう姿にも似るとかや。
くらべて『透明なゆりかご』の見習い看護婦バイトの姿はフェルメールの『アムステルダムの孤児院の少女』の姿と重なり、美しきことこの上なし。
原作 は 沖田×華『透明なゆりかご 産婦人科医院 看護師見習い日記』(講談社文庫)とのこと。
主題歌 - Chara「せつないもの」が物の見事に、筋書きにそい、余韻を膨らませる。
乱鳥も言う、見るべし見るべし、と。
静かな時間の流れの中で、赤血球のように感動が生まれ溢るること、間違いなし。
ただし、趣なきと感じたとて乱鳥責任は取らぬ由宜しく御願い候 畢
附(つけたり) 後付けとは雖、たまにドラマを見ると、感動する単純な乱鳥。
放送回 サブタイトル
第1回 命のかけら
第2回 母性ってなに
第3回 不機嫌な妊婦
第4回 産科危機
第5回 14歳の妊娠
第6回 いつか望んだとき
第7回 小さな手帳
第8回 妊婦たちの不安
第9回 透明な子
最終回 7日間の命
概要
准看護学科に通う高校生だった作者が看護師見習いとして産婦人科医院に勤務した実体験をもとに、産婦人科の残酷な実情や母性について描く。
もともと医療ものの作品が好きで、特に出産・妊娠を描いた作品に「色々な困難があったけれど、産んだら皆幸せ」という結末となるものが多いことに長く違和感を感じていたという作者が、「産婦人科は命が生まれるだけの場所じゃない」と幸せな出産の裏側でひっそりと日常的に進行する妊娠中絶やDV、性虐待といった事例にも焦点を当て、産婦人科の光と影を描いている。
作者初のフィクション作品となった『ギリギリムスメ』の連載に行き詰まった時に、「私が経験したことで何か漫画になるようなことあったかな、そういえば産婦人科でバイトしてたことがあったな」と本作を着想し、ネームを制作して編集者に提案。
『ギリギリムスメ』の連載終了に続いて本作の連載を開始した。
作品名は当初「存在していたのに認識されることなく“ないことにされた”中絶胎児たちの命」の「存在が透けているような不安定感、不透明感」をイメージしてつけられた仮題『透明なゆりかご』がそのまま正式に採用された。
作品発表以来多くの読者からの反響を呼び、20代から30代の女性を中心に共感を得て、累計325万部超を記録するヒット作品となった。
2017年には「全国書店員が選んだおすすめコミック2017」にて11位となり、翌2018年には第42回(2018年度)講談社漫画賞を少女部門にて受賞した。
wikipediaより引用
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