乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

気分転換は大切。

2018-10-25 | 乱鳥徒然 Rancho's room.
  写真は 車。ではなく、 『天鼓』  





 気分転換に一時間半ばかり近隣図書館へ行く。

 時間が随分と見時間ので課題のみを持って資料室に入った。

 するとどうしたことでしょう。

 この一ヶ月半ほど読むことができなかった、一文字がひらめいた。


 気分を帰るとうまく行く場合があるのだと、身をもって感じた。





 ご訪問に感謝します。ありがとうございます。
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乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 4  「草紙」と「草子」と「双紙」と「冊子」 

2018-10-25 | 草双紙:洒落本、仮名草子、黄表紙、黒本、赤本、合巻 等


 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 4  「草紙」と「草子」と「双紙」と「冊子」 




 気がつけば、乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱が多いことに気づく。
 だいたいはわかる。感覚ではわかる。
 間違って使ってないとも思う。
 だが、その実、しっかりと内容を把握せず、日常的に使っている言葉。
 そういった言葉に気づいた時点で、これからも取り上げていこうと思う。



「草紙」と「草子」と「双紙」と「冊子」
  《「さくし(冊子)」の音変化か》
  1 漢籍・和本などで、紙を綴(と)じ合わせた形式の書物。綴じ本。
  2 物語・日記・歌書など、和文で記された書物の総称。
  3 御伽(おとぎ)草紙・草(くさ)双紙など、絵入りの通俗的な読み物の総称。
  4 習字用の帳面。手習い草紙。
  5 書き散らしたままの原稿。
  「この―、目に見え心に思ふ事を」〈枕・三一九〉
    (デジタル大辞泉の解説)


「草紙」
 紙を綴(と)じたものおよび綴じてつくった書物の総称。「草子」「冊子」「策子」「双紙」などの字もあてる。
 製本形式の一つで、粘葉綴(でっちょうとじ)、胡蝶(こちょう)綴、大和(やまと)綴、袋(ふくろ)綴など綴じ方は多様であるが、紙を重ねて糊(のり)または糸、こより、紐(ひも)などで綴じたものをいう。古代から行われていた「巻子本(かんすぼん)」(巻物)にかわって、中国では唐代(7~9世紀)、わが国では平安初期(9世紀初頭)からみられるが、空海が唐から将来した『三十帖(さんじゅうじょう)冊子』が原形と思われる。
 大きく、糊綴と糸綴に分けられるが、糊綴は「粘葉綴」といい、二つ折りにした料紙の折り目の部分に糊をつけて重ねていく方法。初めは巻子本同様、これに表紙と紐をつけてくるんでいた(『三十帖冊子』がこの形式)が、のちには表紙も糊付けした『元暦(げんりゃく)校本万葉集』や『御物粘葉本朗詠』の形となった。
 糸綴は3、4枚ずつ重ねた料紙を二つ折りにし、その折り目の部分を糸で綴じるが、その形態から「胡蝶綴」「襲(かさ)ね綴」などとよぶ。『関戸本(せきどぼん)古今集』『元永本(げんえいぼん)古今集』などがこれで、平安中期以降もっぱらこの技法が用いられた。『一条摂政(せっしょう)集』などにみられる「大和綴」は、重ねた料紙の背に近い部分に二ないし四か所錐(きり)で穴をあけ、こよりまたは紐で綴じたもので、簡便な仮綴から始まった形だが、しだいに表紙や紐がりっぱになっていった。「袋綴」とは、料紙を二つ折りにして重ね、表紙と裏表紙をつけて糸で四か所綴じる形式をいう。綴じ穴が四つあるところから「四つ目綴」ともよばれる。中国の明(みん)代(14~17世紀)の製本形式が室町時代にわが国に入り、江戸時代に流行した技法である。[植村和堂] (日本大百科全書 ニッポニカ)
 
 なお「そうし」ということばは、古くは物語、日記、歌書などの和文で記された書物(例『枕草子(まくらのそうし)』)を、近世では御伽(おとぎ)草子、草双紙、絵草紙のように、絵本や挿絵入り小説本の総称、あるいは字を習うための手習草紙をさすなど、さまざまに用いられている。[小川乃倫子] (日本大百科全書 ニッポニカ)


さう-し 【草子・冊子・草紙・双紙】
  名詞
  ①とじ本。帳面。▽紙をとじて作った本の総称。
  出典枕草子 御前にて人々とも
  「この紙をさうしに作りなどもて騒ぐに」
  [訳] この紙をとじ本に作ったりして騒いでいるうちに。
  ②書物。本。▽物語・日記・和歌の書物など、仮名書きの書物の総称。
  出典枕草子 清涼殿の丑寅のすみの
  「古今のさうしを御前(おまへ)に置かせ給(たま)ひて」
  [訳] (中宮は)『古今和歌集』の書物をお手元にお置きなさって。
  ③絵草紙。草双紙。▽室町時代以降の絵入りの通俗的な読み物の略称。
  出典丹波与作 浄瑠・近松
  「さうしにある絵で見たよりはよい女房」
  [訳] 絵草紙にのっている絵で見たのよりはよい女。
  参考「さくし(冊子)」のウ音便という。
       (学研全訳古語辞典)


 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 1 「引歌」と「本歌取り」
 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 2「影印」と「印影」、「影印本」(景印本、影印)と「覆刻本」
 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 3 丈(じょう )と 丈(たけ)
 乱鳥の今更人に聞けない言葉の混乱 4  「草紙」と「草子」と「双紙」と「冊子」


 2012  第6回 中世の書物3 お伽草子〈本〉と〈草〉 橋口 侯之介   成蹊大学



 ご覧くださいまして、ありがとうございます。
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「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」 『一遍上人縁起絵』の全巻!!!が公開 京都国立博物館  (会期中展示替え有り)

2018-10-25 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風


会期:2019年4月13日〜6月9日 ※会期中展示替え有り
会場:京都国立博物館 平成知新館
住所:京都市東山区茶屋町527
電話番号:075-525-2473
開館時間:9:30〜18:00(金土〜20:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(ただし4月29日、5月6日は開館)、5月7日
料金:一般 1500円 / 大学生 1200円 / 高校生 900円 / 中学生以下無料



 昨夜遅くに帰宅し雑用を済ませてほっこりしていると、家族が絵巻物全集を指差しながら、次のように教えてくれた。
「来年京都国博で、『一遍上人縁起絵』の全巻が公開されるから行こうよ。」
 絵巻物には目のない私である。速攻、
「通いたい〜。」
「うん、行こう。」
と、めでたく話はまとまった。

 会期は2019年4月13日〜6月9日、巻を変えての展示となるらしい。
 うまい!
 生まれ育った、京都が近づいた。
 
 絵巻物が好きで、こうして絵巻物全集を購入してしまった私。
 絵巻物全集は、族と続々もあるのだが、続と続々を同時に購入すれば、7桁の散財。
 私は続と続々は持ってないので、いつも図書館からお借りしている。
 ところが幸運にも『一遍上人縁起絵』は私の持っている全集に含まれている。
 絵巻物の中でもかなり厚い本に仕上げられている。
 だが、博物館でオリジナルを拝見させていただく前に、二、三度は読み込んでおきたい。
 幸い期間までは半年もある。
 幸運に幸運が重なることに感謝したい。

 京都国立博物館は子供の頃から馴染みある博物館である。
 始まりは小学生の頃の課外授業。
 高学年の頃に、二度連れていただいてからのお付き合いである。
 
 京都国博は素晴らしい絵巻物を多く所蔵されていらっしゃるので、一日いても見飽きない。
 新年の改装後にも素晴らしい絵巻物や、巻物が多く展示された。

 レストランは混むので、昼食持参が好ましい。
 ゆったりとくつろげ、一日楽しめる博物館の一つである。


 




 国宝《一遍聖絵》全12巻を展示。京都国立博物館で特別展「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」が開催
 踊り念仏で知られる時宗とその宗祖・一遍上人。この時宗の基盤を整備し、大きく発展させた二祖・真教上人の700年遠忌にあたる2019年、京都国立博物館で特別展「国宝 一遍聖絵と 時宗の名宝」が開催される。


 一遍(1239~89)が鎌倉時代に開いた「踊り念仏」で知られる宗派・時宗。一遍は念仏を唱えることで誰もが往生できると説き、諸国を行脚し、念仏札を配り布教に努めた。この時宗を大きく発展させたのが二祖である真教(1237~1319)であり、2019年は真教の700年遠忌に当たる。

 この真教700年遠忌を記念し、京都国立博物館で開催される特別展「国宝 一遍聖絵と時宗の名宝」は、時宗に伝わる名宝の数々を一堂に紹介するもの。時宗をテーマにした大規模展は今回が京都初となる。

 展示は「浄土教から時宗へ」「時宗の教え 一遍から真教へ」「国宝 一遍聖絵の世界」「歴代上人と遊行 時宗のひろまり」「時宗の道場のその名宝」の5章構成。

 なかでも見どころとなるのは、鎌倉時代の国宝《一遍聖絵》だ。絹地のこの絵巻は、一遍の没後である1299年に描かれたもので、一遍の生涯を12巻におよぶ絵巻で紹介したもの。

 一遍の高弟・聖戒(しょうかい)が著述し、出自が謎に包まれた絵師・円伊(えんい)によって描かれたこの作品。山水や寺社、そして人々の様子を克明が描き出された同作は、中世の歴史を語るうえで重要な作品だ。

 本展を担当する京都国立博物館研究員・井並林太郎はこの作品について「日本美術史上、ほかにない名品。旅を描いた鎌倉時代絵巻の傑作です」と語る。「大和絵(平安時代の国風文化の時期に発達した日本的な絵画)と漢画(中国絵画の画題・手法による日本絵画)の技法を融合させたもので、この時代の作品としてほかにはありません。民衆の人々の顔や仕草が非常に細かく描かれており、温かいまなざしが感じられます」。

 なお、このほか本展には神奈川・藤沢や京都、奈良の道場(時宗の寺院)に伝えられてきた文化財を多数展示。清浄光寺の重要文化財《後醍醐天皇像》をはじめ、阿弥陀寺の重要文化財《阿弥陀如来立像》など出品総数は134件におよぶ(うち国宝3件、重要文化財34件、重要美術品2件)。
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なんとなく徒然  さ!今から庭で、コーヒータイム。

2018-10-25 | 乱鳥徒然 Rancho's room.

 パソコンを打ちながら、カーテンを見上げる。

 花壇に植えた色とりどりの草花が色鮮やかでまばゆい。

 提唱してから半月になるが、しっかりと根付いてくれたようで喜ばしい。

 これで冬を身変えて成長が止まっても大丈夫そうだと安堵する。


 今日はすこぶる眩しい秋晴れ。

 カメラを持ってどこかに出かけようかしらん。

 それとも江戸時代の影印本と宿題をを持って、資料室に閉じこもろうかしらん。

 もしくは単車で出かけ、趣味を終え、雑用を済ましてこようかしらん。

 本日も終日フル回転。穏やかで暖かな空気がうまい。


 足の指先の爪を切った部分は順調に治っている様子。

 歩くと痛いが、日にち薬。

 そのうち完治するだろう。

 健脚万歳(→千客万来)とは、よく言ったものだ。


 さ!今から庭で、コーヒータイム。





 ご覧くださいまして、ありがとうございます。



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