乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

カフカ『変身』を受講する

2025-03-01 | フランツ・カフカ/ 安部公房

 

 カフカ『変身』を受講する

 

 3月1日

 カフカの『変身』について書かれた背景や動機についての講演を聴く。

 文通相手であり恋人の誕生日にプレゼントとして書き始めた『変身』

 そこには、自分と結婚すれば、こういった生活になるんだよという戒めが含まれているという。

 

 また、『変身』は『田舎の婚礼準備』の焼き直しだという。

 これは結婚を避けるために書かれた小説だという。

 

 変身そのものについては、父親の変身も大きく意味をしめている。

 確かに、はじめは無気力だった父親が、服を着、靴を履き、働きに出る。

 父の存在が大きく描かれる。

 

 カフカ自体が、父親を相当恐れていたという。

 変身したグレーゴル(虫)が、父の立派な大きな靴に踏みつぶされはしまいかといった恐怖におののく。

 

 カフカはいろいろな一面を持ち合わせていたが、引きこもりといった一面も持っていた。

【パジャマを着たまま、地下室の穴倉を次々と潜り抜けて食事を取りに行くのが、僕の唯一の散歩になるってわけさ。    机、ゆっくりとに戻り、ゆっくりとてわけさ。それから僕は自分の机に戻り、ゆっくりと慎重に食べ、すぐまた、執筆を始めるんだ、これなら良いものが書けそうだけどなぁ。】(フェリス宛て手紙より)

 

 カフカは『変身』の表紙にグレーゴル(虫)の絵を禁止したという。

 固定概念を植え付けるのを防ぐためであろう。

 また、読者に自由に想像させたいという思いからであろう。

 だが皮肉なことに、現在プラハのカフカ館では、『変身』のドローイングが掲げられている。

 

 中学の頃夢中になったカフカ。

 中学の頃、安部公房へと導いたカフカの講義は興味深かった。

 多くの印象に残る事柄があったが、その内容を書き連ねると、長くなるのでこの辺にとどめたい。

 

 少し残念だったのが、カフカはああいった結末にはしたくなかったという。

 では一体どういった結末を見返させたかったのか、、、

 そこには、掃除する年老いた女中の言葉が重要と思えるが、そこにおいての講義はなかっする。

 年老いた掃除人の、家族に対する皮肉めいた正論(「心配ご無用。もう片付けといたからね。」(要約))につ研究者から詳しく聞きかったのだが、それがなかったことが、、私としては残念ではある。

 

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『俵藤太物語絵巻』読了  二度目を読む 26(一軸~三軸 了) 日本六十余州に弓矢を取って、藤原となれる家おそらくは後胤たらぬは無かるべし。いかめかりし例也。

2025-03-01 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風

 

『俵藤太物語絵巻』読了  二度目を読む 26(一軸~三軸 了) 日本六十余州に弓矢を取って、藤原となれる家おそらくは後胤たらぬは無かるべし。いかめかりし例也。

日本六十余州に弓矢を取って、藤原となれる家おそらくは後胤たらぬは無かるべし。いかめかりし例也。

 

『俵藤太物語絵巻』

『俵藤太物語絵巻』

 

 チェスター・ビューティ・ライブラリィ所蔵

 2006年

 勉誠出版

 

第一軸(上巻)

『俵藤太物語絵巻』第一軸(上巻)  1~12 

 

第二軸(中巻)

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 13 中巻  三井寺の長吏大僧正に合う秀郷の子の線常

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 14 中巻    釣鐘・ふしょう(鐘のこと)という言葉が繰り返し出てくる。

  

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 15 中巻    三井寺では釣鐘を受け入れ、その供養を行った。

  

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 16  中巻    諸行無常・是正滅法・生滅減法・寂滅為楽、、人おしなべて無明長夜の夢を覚まし、発心菩提の岸に至る、誠に未代不思議の奇特也

 

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 17 中巻  寺や仏教用語が揺らなる。

  

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 18 中巻  将門に対面する秀郷 将門の服装や食事の態度が不作法なのを見て、ひでさとは軽蔑し、考えを変えた。

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 19  中巻  秀郷は、三井寺斗その守護神である新羅大明神に参拝して加護を祈り、下総に向かった。

 

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 20  中巻読了(次回から下巻)  東海道を行く官軍  朝廷からはさらに軍勢を下総に向かわせた。

 

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 21  三軸 北山の陣での対戦。影武者六人と並ぶ将門  秀郷たちの軍は将門の陣を攻めた。将門の体は金属で、同じ姿のものが六人いた。官軍は破れて退いた。

  

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 22   三軸 将門に再度対面する秀郷  秀郷は偽って将門に対面した。

 

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 23  三軸 秀郷は将門の屋形にいる女性に恋した。秀郷は、将門の周りの六人は陰であること、将門は金属の身であるが、蟀谷は肉身であることをききだした。

  

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 24   三軸 秀郷が弓矢を放ち、将門の本体のこめかみに的中し、将門は仰向けになって倒れる。すると六体の影武者は電光石火のごとく消え失せた。

 

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『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 25   三軸 俵藤太秀郷が将門をうち滅ぼし、東国に威勢を施し玉ふ事、ひとへに龍神のおうごしたまるるべし。

2025-03-01 | 絵巻物、縁起絵巻、巻物、絵解き掛け軸、屏風

 

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 25   三軸 俵藤太秀郷が将門をうち滅ぼし、東国に威勢を施し玉ふ事、ひとへに龍神のおうごしたまるるべし。

 

俵藤太秀郷が将門をうち滅ぼし、東国に威勢を施し玉ふ事、ひとへに龍神のおうごしたまるるべし。

 

『俵藤太物語絵巻』

『俵藤太物語絵巻』

 

 チェスター・ビューティ・ライブラリィ所蔵

 2006年

 勉誠出版

 

第一軸(上巻)

『俵藤太物語絵巻』第一軸(上巻)  1~12 

 

第二軸(中巻)

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 13 中巻  三井寺の長吏大僧正に合う秀郷の子の線常

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 14 中巻    釣鐘・ふしょう(鐘のこと)という言葉が繰り返し出てくる。

  

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 15 中巻    三井寺では釣鐘を受け入れ、その供養を行った。

  

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 16  中巻    諸行無常・是正滅法・生滅減法・寂滅為楽、、人おしなべて無明長夜の夢を覚まし、発心菩提の岸に至る、誠に未代不思議の奇特也

 

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 17 中巻  寺や仏教用語が揺らなる。

  

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 18 中巻  将門に対面する秀郷 将門の服装や食事の態度が不作法なのを見て、ひでさとは軽蔑し、考えを変えた。

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 19  中巻  秀郷は、三井寺斗その守護神である新羅大明神に参拝して加護を祈り、下総に向かった。

 

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 20  中巻読了(次回から下巻)  東海道を行く官軍  朝廷からはさらに軍勢を下総に向かわせた。

 

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 21  三軸 北山の陣での対戦。影武者六人と並ぶ将門  秀郷たちの軍は将門の陣を攻めた。将門の体は金属で、同じ姿のものが六人いた。官軍は破れて退いた。

  

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 22   三軸 将門に再度対面する秀郷  秀郷は偽って将門に対面した。

 

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 23  三軸 秀郷は将門の屋形にいる女性に恋した。秀郷は、将門の周りの六人は陰であること、将門は金属の身であるが、蟀谷は肉身であることをききだした。

  

『俵藤太物語絵巻』二度目を読む 24   三軸 秀郷が弓矢を放ち、将門の本体のこめかみに的中し、将門は仰向けになって倒れる。すると六体の影武者は電光石火のごとく消え失せた。

 

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