『年中行事絵巻』60 【巻九 祇園御霊会】 5 中央公論社 小松茂実 日本絵巻大成
しばらく休んでいましたが、『年中行事絵巻』を再開します^^
しばらく休んでいましたが、『年中行事絵巻』を再開します^^
写真は、【巻八 騎射】
前回の『年中行事絵巻』59 【巻九 祇園御霊会】 4の内容
【巻八 騎射】
祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)は、 天禄元年(970)
一説によると、貞観十八年(976)に、始まるという。
六月七日〜十四日まで
(始まりの頃は、十日足らずだったようだ。現在は一ヶ月間)
ただし、この祭りは今なお、京都の祇園祭の名によって、七月十七日から二十四日まで行われると本書に記載があるので、現在のようなお稚児さんなどの行事は当初はなかったのかもしれない。
疫病よけの祈願の御利益があると言われる。
巻九のはじめは、 御旅所〜列見所に向かう光景
巻九巻 二紙には築垣をめぐらした棟門の前
田楽
い垣に水干を着けた田楽法師
笛、太鼓、編木(びんざさら)を鳴らしはやしたてる。
太鼓を宙に高く放り投げる
編木(びんざさら)は、拍板とも書く。
巻九巻 四紙
路上を進む騎馬四人
乗尻(のりしり)(騎手)
突然一頭の馬が、つんのめる
乗尻(のりしり)(騎手)はもんどり打って落馬した。
もんどり打つとは(大辞泉)
とんぼ返りをする。宙返りをする。もんどりうつ。「はずみで―・ってひっくり返る」
八紙~十紙
後ろに巫女が従う
水星を付けた紙人たちが従う。
舞楽の三手
鉾(箱)を小脇に抱え、路上に舞う。
後ろに荷太鼓(下部と僧が担ぐ)
太鼓の後ろに、鍾
欄傘を被る楽人たち
獅子が舞いながら、進む。
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