『熊野権現縁起絵巻』 17 中巻
誕生したばかりの王子は、亡き女御の母乳で生長する。女御の祈念に応じて、山の虎王は獣らを論し、王子の守護させる。獣らが木の実を捧げ、木の葉衣を着た王子が受け取る姿が、異時同図法により描かれる、虎王は中央におり、背後から王子を見守る。(33~35頁)
和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
中巻
誕生したばかりの王子は、亡き女御の母乳で生長する。女御の祈念に応じて、山の虎王は獣らを論じし、王子の守護させる。獣らが木の実を捧げ、木の葉衣を着た王子が受け取る姿が、獣らが木の実を捧げ、異時同図法により描かれる、虎王は中央におり、背後から王子を見ておる。(33~35頁)
33頁、34頁
34頁、35頁
『熊野権現縁起絵巻』 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
川崎剛志:解題・翻刻
高橋修 :附説
1999年
96頁
2012年に読んだ熊野権現縁起絵巻
107:『和歌山県立博物館所蔵 熊野権現縁起絵巻』勉誠出版(6枚)柳川家蔵絵巻(断簡)
上巻
『熊野権現縁起絵巻』 1 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 川崎剛志:解題・翻刻 高橋修:附説
『熊野権現縁起絵巻』 2 十一面観世音菩薩 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 川崎剛志:解題・翻刻 高橋修:附説
『熊野権現縁起絵巻』 3 観世音のお計らいとおぼし召し、御喜びはきりなし 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年 川崎剛志:解題・翻刻 高橋修:附説
『熊野権現縁起絵巻』 4 観音菩薩に祈願する。 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
『熊野権現縁起絵巻』 5 九百九十九人の后たちの悲しみ 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
『熊野権現縁起絵巻』 6 九百九十九人の后は女御野解任をきいて嫉妬 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
『熊野権現縁起絵巻』 7 后たちは五衰殿を訪れ、財前王と女御の前で相人に偽の占いをさせ、悪王子解任と答えさせる 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
『熊野権現縁起絵巻』 8 殿舎の内では、王の腰元に女御が付す。灯をともした鉄輪を被る女の姿が、后たちの嫉妬の深さを象徴する。 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
『熊野権現縁起絵巻』 9 財前王をのせた車が、同時に導かれて五衰殿を出る。後をかつぐ両人が五衰殿の方を振り返る姿が、王の心残りを代弁する。 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
中巻
『熊野権現縁起絵巻』 10 「もろ共に御共せん」「いまはかいなきわかれそ」 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
『熊野権現縁起絵巻』 11 中巻 やがて退出の時、玉簾に髪がかかる。自分を留めるのは玉簾だけだと、改めて悲しみを深くする。 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
『熊野権現縁起絵巻』 12 中巻 武士らは女御の処刑の地、地獄山へと追い立てる。市女笠を被る女御の両足より血が流れだすが、地獄谷ははるかに遠い。 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
『熊野権現縁起絵巻』 13 一寸抜けば千人を斬る霊剣が抜かれるが、刃を当てても、観音の申し子である王子を懐妊する女御の首は斬れない。誕生まで斬首は中止となる。和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
『熊野権現縁起絵巻』 14 中巻 女御は腹中の王子に語りかけ、誕生を促す/ 女御は自身の髪を切り、諸神仏・父母らに奉り、王子守護を祈願する 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
『熊野権現縁起絵巻』 15 中巻 王子と身を分けた女御の首は、いとも簡単に斬れる。敷皮に座した女御の体は、血しぶきをあげても、少しも乱れず合唱を続ける。和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
『熊野権現縁起絵巻』 16 中巻 (15に続いて)周りでは武士らが涅槃図さながらに泣き崩れる。(33頁)
『熊野権現縁起絵巻』 17 虎王は王子の守護させ獣らが木の実を捧げ木の葉衣を着た王子が受け取る。虎王は中央におり、背後から王子を見守る(33~35頁) 和歌山県立博物館蔵 勉誠出版 1999年
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