乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

能楽への招待  梅若楢彦

2006-12-08 | 読書全般(古典など以外の一般書)

記録のみ

          能楽への招待  

 

 2003年1月21日 第1刷発行

 著者 梅若楢彦(うめわか なおひこ)

(株) 岩波文庫

 岩波新書 (新赤版) 823

 190ページ  700円+税

 

 

 

 梅若楢彦

 1958 大阪生まれ

 1981 上智大 外国語(比較文化学科卒)

 1994 ロンドン大 大学院(演劇学) 博士課程終了

 現在 能楽観世流シテ方

     静岡文化大 助教授

     ロンドン大 ロイヤルホルウェイ校 客員教授

 

 

 

 今日乱読二冊目は『能楽への招待』

 知らないことが多く書かれていたので、とても面白かった。

 これから少しづつ能を観る機会が増えた数年後くらいに 再度読めば、理解が深まっているかな・・・・・・?

 能について全く知らない手探りの状態の私にとって、大変楽しめるテキストでした。

 

 

 興味深かった記述は 何も知らない私にとっては多くありました。

 その中でいくつか記録しておきたいと思います。

 

 

①舞台背景の『老松』は春日神社の『影向の松』と呼ばれた実在の松を模したとのこと。

 へぇ~知らなかった・・・っていうより知らないことばかり・・・

 

 

②『型』の『カマエ、ハコビ、サシ込ヒラキ』の動きは途中までは想像できたのですが、最後のサシ込ヒラキの途中から???

 まだまだこれからです・・・

 

 

③観たい(聞きたい)曲がいっぱい出てきました。

 

 

④ロンドン留学時のある演出家の

「能の達人とパントマイムの達人がコーヒーを飲もうとしている」

普通にコーヒーを飲もうとした時、両者には果たしてどれほどの芸術的な違いが生じるだろうか?」

といった質問はカブキを長年観ている私にとっては とても興味深い。

 

(長年といっても、恥ずかしながら自己流で観ているだけですが・・・長さだけで言えば能楽も中学生の頃から見てるのですが、興味を持ったのはごく最近で、全くちんぷんかんぷん・・・)

 

 

⑤先日観た『融』の記述も二箇所あり、あまり数を観てない私は宝物を見つけたように嬉しかった。

(中味は子どもだな・・・)

 

 

 

 

 というわけで、『能楽への招待』を読んでいる間、楽しい時間を過ごせました。

 

     

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 血液をサラサラにする健康法... | トップ | 初版  グリム童話 4 (全... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
能楽への招待 (乱鳥)
2006-12-12 16:38:41
この本、知らないことが多くて、面白かったです。私能は好きにはなってきたのだけど、どう鑑賞すればいいかわからない。戸惑っている私にとっては、テキスト的な要素もあって…。
能を関係無しにしても文化的に興味の持てる部分や著者の研ぎ澄まされた感性の記述が面白かったです。機会があれば是非どうぞみてくださいね…
返信する
Unknown (えみこ)
2006-12-10 17:59:38
わあ!梅若さんって、同級生かも・・・(これは学年が同じかもって言うこと・・・)

ロンドンと言えば、シュークスピアですよね。どちらも今のような音響設備や映像技術のない時代の演劇で、比較文化学の目で見てこられたのですね。私が受験の折に何故かお話したまったく専攻の違う女性が比較・・・という勉強がしたいと言っていました。田舎者の私は高校卒業したら地元の銀行にお勤めしたいぐらいにしか考えてなかって、急に親に頼んで受験で、結局、そこは落っこちたんですが、カルチャーショックでした。

同じ時をどのように過ごされたかも興味がありますね。私も読んでみたいです。


返信する

コメントを投稿

読書全般(古典など以外の一般書)」カテゴリの最新記事