乱鳥の書きなぐり

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 『宮田登 日本を語る 4 俗信の世界』  「境界」「境」「辻」「辻占」「市」「川」「堀」「闇」他  吉川弘文館 

2020-03-23 | 民俗学、柳田國男、赤松啓介、宮田登、折口信夫

  『宮田登 日本を語る 4 俗信の世界』 吉川弘文館 



『宮田登 日本を語る 4 俗信の世界』、本日読了。
 後半では、境界を掘り下げたの話が興味深かった。
「境界」「境(さかい)」「辻」「辻占(つじうら)」「市(いち)「川」「堀」「闇」他多くの境界にまつわる内容が、心をくすぐる。
「境」という場所の民俗的な事例を提示して、近代や現代の都市の場所制の民俗的背景や考え方などをクローズアップさせる。
 その後に、現代の都市生活について導く。
 宮田登氏の『俗信の世界』は、誠、面白い。



 Ⅰ=祈りの民俗(人は神仏に何を祈るか/民間信仰と現世利益/江戸時代に再編成された日本の宗教/奇怪なる神々/絵馬について/江戸の絵馬―絵馬の由来と変遷―/安産の神仏たち)/
 Ⅱ=俗信と心意(俗信の世界/日本民俗信仰に表われた“符呪”/日本人と匂い/辻のフォークロア/神霊・怪異の音/餅の呪力―里の食物誌―/日本の数信仰/名前のフォークロア―命名の心意―/俗信の諸相)/
 Ⅲ=世相と俗信(日本コスモロジー―現代における宗教の意味と意義―/現代都市の怪異―恐怖の増殖―/現代都市の命運―都市の民俗学序説―/民俗学からみた
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