2月15日
涅槃会(ねはんえ)
釈迦の入滅の日に行われる法要。本来は旧暦2月15日。
ウィキによると 涅槃会(ねはんえ)は、遅疑のように書かれている。
涅槃講や涅槃忌とも称し、陰暦2月15日、釈迦の入滅(にゅうめつ)の日に、日本や中国などで勤修される、釈迦の遺徳追慕と報恩のための法要である。現在では、3月15日に行なわれているところもある。
涅槃とは、ニルヴァーナの訳語であり、迷妄のなくなった心の境地を指す言葉であったが、この場合には、釈迦が亡くなったという意味で用いられている。
実際には、釈尊が入滅した月日は不明であり、南伝仏教ではヴァイシャーカ月の満月の日(ウェーサーカ祭)と定められている。ヴァイシャーカ月が、インドの暦では第2の月であることから、中国で2月15日と定めたものである。
法要中は、釈迦が娑羅双樹の下で涅槃に入った際の、頭を北にして西を向き 右脇を下にした姿で臥し、周囲に十大弟子を始め諸菩薩、天部や獣畜、虫類などまでが嘆き悲しむさまを描いた仏涅槃図(涅槃図)を掲げ、『仏遺教経』を読誦することとなっている。仏涅槃図の絵解きを行うところもある。
平安時代には、山階寺の涅槃会がとりわけ有名であり、常楽会(じょうらくえ)とも称されており、『三宝絵』の中でも「年中主要法会」の一として記されている。
写真は、京都 真如堂(真正極楽寺 京都市左京区浄土寺真如町)の 「涅槃の庭」(曾根三郎 1988年 作)
東山借景、枯山水と美しい。
お釈迦さまは 頭を北にして西を向き右脇を下にした姿で臥し、周囲にお弟子さんたち といった構図で庭を望めます。
右下 大木すぐ左の大きな石は、お釈迦さまのお母上。お釈迦さまを見守っておられるのだそうです。
今日2月15日は涅槃会(ねはんえ)ということで、ふと 真如堂の「涅槃の庭」を思い出しました。
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