まず、この写真をご覧ください。
最初は何だか黒っぽいトンボに見えました。
でも留まった所で、翅の先端以外は真っ赤なトンボだと言うことが解りました。
ここ石垣島に来るのは2年ぶりなのですが、前回と3年前に来たときは全く見ていないトンボです。
今回、「沖縄トンボ図鑑」 いかだ社 を持って行ったので、ホテルに帰り早速調べると、3種類の候補がいました。
その中でフチトリベッコウトンボは若干翅の模様が異なるので除外。
残るのはナンヨウベッコウトンボかアカスジベッコウトンボです。
自宅に帰ってから調べたところ、
ナンヨウベッコウトンボは 国内では1980年に石垣島で♂が採集されただけ…とあり、アカスジベッコウトンボは国内では、与那国島で2006年に初めて確認され、2009年以降は西表島でも継続して確認…。 「日本のトンボ」 文一総合出版 と書かれています。
見た目は殆ど一緒なんですよね。
これだけでは同定の決め手が無いので、ネットで色々調べたところ、ありました、ありました。
一昨年、蝶探しのガイドをお願いした「蝶館カビラ」の入野さんのブログに、『アカスジベッコウ遂に石垣島上陸』という記事がありました。
それが2012年10月のことですから、おそらく間違い無いでしょう。
今回、明らかに縄張りを張っている雰囲気でしたし、雄も雌も複数で見つかりましたので、石垣島でも繁殖しているのではないかと想像できます。
蓮の蕾に留まりました。 後翅がちょっとだけ…、それなら反対方向から。
これなら良いでしょう。 翅脈の赤が何とも綺麗です。
こちらは雌でしょうね。
雌をもう一枚。
EOS7D + EF70-300mm E4-5.6 L IS USM
今回はもう少しトンボを狙うつもりだったのですが、暑さに負けて殆ど撮れませんでした。
でも、これが撮れただけでも良かったです。(と思うことにします。)
もう一枚だけ八重山諸島に生息するトンボを。
コナカハグロトンボ♂です。 (私は気づかず、カミさんが見つけました)(^^;)
次はセセリチョウ特集(と言う程大袈裟なものではありません。)です。