8月も後半になり、子供達の夏休みがそろそろ終わりに近づくと、ここ東京でもオレンジ色の蝶「ツマグロヒョウモン」が目立つようになってきます。
実はこの蝶が関東で普通に見られるようになったのは、つい最近のことなんです。
2006年発行の図鑑には、生息地、本州(三重以南)と書いてあるんですよね。
それが今年には北関東から新潟方面でも繁殖しているらしいので、その繁殖力には驚くばかりです。(もう南東北まで進出しているかも知れません。)
ツマグロヒョウモンの雌(右)にプロポーズに来た雄(左) 撮影:(2010年10月 LUMIX GF-1) 自宅にて (私には、この雄がどうしてもモスラに見えてしまいます。)(^-^)
今年ツマグロヒョウモンの生態写真は予備の予備くらいのつもりだったのですが、1頭残ったアゲハの幼虫がどうやら寄生されていたらしく、残念ながら…になってしまいました。(T_T)
この代わりにベランダのスミレに卵が産み付けられ、勝手に(?)成長していた幼虫の蛹化、羽化の撮影をすることにしました。
とはいえ、さすがの繁殖力!
なんと30頭以上も元気に育っているじゃありませんか…。(@_@)
急遽スミレを追加しましたが、ベランダでは精々5~6頭しか養えません。
残りは自宅周りのタチツボスミレにお引っ越ししてもらい、一応やれやれです。
その後も残った幼虫が蜘蛛にやられたり、脱走したりで結構苦労しています。
元気な4齢幼虫君。(体長35mm) 見た目トゲトゲで毒でもありそうに見えますが、このトゲは柔らかいので触っても大丈夫です。 おそらく天敵に「毒があるから食べられないよ~。」とアピールしているんでしょうね。(^^)
成長の早い幼虫はそろそろ蛹化しそうです。