EOS7D MarkⅡのシャッターを最初に切ったのが10月30日でしたから、ほぼ3ヶ月使ったことになります。
その間の使用回数25回、シャッター回数は約13,000回、月平均4,300ショットというのは、ちょっと多く感じますが、これは使い方が特別なせいでしょうね。
手に入れたのが10月末でしたから、私のメインターゲットである昆虫の季節が終わっていたため、撮影対象がカワセミ、それも殆ど飛びもの中心…だったからです。
要するに殆ど連写での撮影を続けていたんですね。(^^;)
それはさておき、EOS7DからEOS7D MarkⅡに変えての率直な感想は、『満足!』の一言です。
その理由は、私がEOS7D MarkⅡに一番期待していたAFの食い付きの良さと正確さについて、十分合格点を出せるレベルにあったからです。
以前の7Dでは被写体を捉えているのにAFの食い付きが間に合わず、「シャッターが落ちないよ~。」という状態に時々なっていましたので、そのストレスが無くなっただけでも『合格』です。
良く聞く話ですが、このカメラは買ったままではAFがジャスピンにならないことが多いようです。
私の場合、この3ヶ月で使ったレンズは99% EF300mm F2.8L ISⅡ USMでこれにEF1.4×Ⅲを着けた状態なのですが、購入時は明らかに前ピンでした。
カメラに内蔵のマイクロアジャストメントを使って補正し、+11でジャスピンになりました。
こういう不具合は、カメラの設定等に慣れているユーザーにはさほど問題ではないのですが、そうでない人にとっては「このカメラ、解像度が悪いね…。」となってしまうかもしれませんね。(^^;)
AFの設定はAI SERVO、ピント優先、AFエリアは中心1点で撮っていますが、私の目と腕がカワセミの動きについて行けた時は、飛びものでもAFが食いついてくれるようです。
前回の記事、一昨日のカワセミが数多くのパフォーマンスを見せてくれたので、やってみたかった撮り方を色々試すことができました。
写真はダブりますが、割と解像度が良かった写真を拡大してアップします。
①飛び込みの後、横に飛んでくれました。 この飛び方だとAFが追いかけてくれる確率が上がります。
② 1500×1000pixで切り取り これくらいピンが来ていればOK!です。 ISO1000 1/640 F5.6
③飛び込みから、留まり木への飛びつきです。
④縦位置でトリミング ISO1000 1/640 F5.6 (1500×1000pixで切り取り)
この2ショットは前回と同じ写真を使いました。
ここで一つお断りしておきます。
私の写真は全てRAWで撮影後、Photoshop Lightroom5で現像、JPEGに変換した後(本当はTIFFにしたいのですが、ちょっと容量が多くなるので)Photoshop CS6で微調整、という画像調整法を独自に行っています。
これですとJPEG撮って出しと比較した時、かなり締まりの良い写真に感じるはずです。
一つだけ例を挙げてみましょう。
⑤RAW撮影した写真に画像調整をしないでJPEGに変換しました。 つまりJPEG撮って出しと同じと思ってください。 まともに逆光のため、影が潰れ気味で、バックは飛び気味です。
⑥上記の手法で調整すると、こんな感じに…。
⑦逆光のショットでも、結構良い感じになっていると思います。 ISO640 1/640 F7.1 (1500×1000pixで切り取り)
私の場合は、SSが上がらない時でも敢えてSSを上げて露出アンダーで撮り、現像で露出を戻す、という手もよく使います。
RAWで濃度調整をするだけでも結構救える写真が多いと思うのですが、如何でしょう?
話は変わって、今日の状況です。
カワセミの出はまあまあ…ちょっとマイナスくらいでしょうか?
雌の飛来が少なかったかな?という程度です。(私が引き上げた2時半以降は解りません)
今日の朝一ショットです。
⑧7時13分 珍しく朝一で雌がやってきました。 2匹目にゲットした、この魚の大きかったこと! ISO1600 1/640 F4.0
⑨ 何やってんの??? これ、低高度をホバリング気味に飛んで、飛び込む寸前の写真だと思います。(足がまだ空中に浮いてますね。)
水飛沫が上がるほんの僅か前なので、まるで水面を歩いているみたいですね。 ISO400 1/640 F5.6
⑩13時29分 最近、この場所で狙っている逆光ショットです。 魚がいればナイスショットでした。 ISO640 1/640 f5.6
⑪10時05分 もう一つオマケに雄の逆光ホバリング。 ISO640 1/640 f5.6
長くなったので今日の写真は少なめにしておきました。
今月も残すところあと3日。
早いですね~。
それにしても、寒かった~。(^_^;)
ただ、ユーザーがジャスピン位置を追い込まなきゃいけないってのは問題ですね~…調整用のスクリーンをおまけでつけて調整方法を明示した方が良いかもしれませんね(^^)
連写すると、『上手くいけば何枚かはピントが来ている』って程度ですけどね。(^^;)
それよりシャッターを切ったら直ぐにAFが効いてくれるのが嬉しいところです。
その点7Dではずいぶん悔しい思いをしましたので…。
それでもE-5、K-5から移った時にはずいぶん速く感じたんですけどね~。
調整用のゲージはネットから無料でダウンロードできますので、それほど問題ではないと思いますよ。
ピント調整に関してCanonのサービスセンターに電話をかけたら、ピントがずれていることは認めたくないようでしたけどね。
それより初期出荷分から特にリコールが出ないのは珍しいな、と思っています。(^^)
やはり7D2はかなりの進化を遂げたと言う事なんでしょうね。
これだけAFの食い付きも良く、解像度もかなり増しているんですから・・・
ISOもだいぶ上げられる様になったのも有効ですねぇ。
シャッター回数も思わず増えちゃう感じですなぁ。
長いこと待っていた甲斐があった…と言っても良い進化をしてくれたと思います。
勘が鈍ってくるところは、カメラに助けてもらわないといけないですから、これは有り難いですよ。
MarkⅡをかんばんやさんが持ったら、間違い無く凄いことになると思うんですけどね~。(^^)