5月18日以来、中15日でのカワセミ撮りに出かけました。
情報ではこの2日、絶不調とのことでしたが…。
案の定、今日もダメ~でした!
カワセミの写真は1枚も撮れず。
5時半頃、一度だけ雌が姿を見せてくれたとのことですが、私が着いたのは6時過ぎ…。
…まあ、と言うことでカワセミは空振りに終わってしまいました。(^^;)
でも虫撮りは意外に楽しめたんですよね。(^^)
今日は時計台横の川狙いだったのですが、時計台脇の池にアジアイトトンボがいるらしい…とのことで、それなら…と見に行ってみました。
実は以前、アジアイトトンボに関してBLOG上で話題に上った事がありました。
それで同定のために真面目に調べた事がありまして、ちょっと見で同定するのは難しい事も知っていました。
結論から先に申し上げると、これはアジアイトトンボではないようですね。
名前はアオモンイトトンボと言います。
この二つのイトトンボは、本当にソックリなんですよね。
まずは今日撮ったこの写真から。
EOS7D MarkⅡ + EF300mm F2.8L IS USM + EF1.4×Ⅲ ISO320 1/1600 F6.3
このオレンジ色の個体は“アオモンイトトンボ_未成熟の雌”です。
やっかいなことにアジアイトトンボも未成熟の雌はオレンジ色なんですよね。
ところが決定的に違うところは、見た通りアオモンイトトンボの腹部が緑色なのに対して、アジアイトトンボは胸部と同じように腹部もオレンジ色なんです。
この未成熟の雌は今まで実際に見たことが無かったので、現地での同定には全く自信がありませんでした。
成熟した雌のアオモンイトトンボは雄と同じような色になるものと、ミドリ褐色~濃褐色になる2タイプがあるそうです。(参考:日本のトンボ 文一総合出版)
これに対してアジアイトトンボの雌は全て緑色になります。
参考のために私が2012年に群馬で撮った、アジアイトトンボの写真です。
(これ、おそらく両方とも雄ですね。…トンボにもそういう趣味があるの?とか思わないでください。 珍しいことでは無いようですよ。)
EOS7D + E70ーF300mm F4-5.6L IS USM ISO400 1/420 F11
雄に関しては色も大変よく似ているので一層同定が難しくなるのですが、ハッキリ解るのが腹部先端の水色です。
アジアイトトンボの腹部第9節(一番後)が水色なのは解りますよね。
そこで今日撮った雄の写真です。
こちらは第8節全体が水色になっています。
他にも前胸の模様とか色々あるのですが、この違いが一番解りやすいと思います。
トンボではイトトンボ、蝶はシジミチョウなどの小さい個体はかなり同定が難しいので、いつまで経っても苦手です。(^^;)
今日は、恐れていた花粉症の兆候が10時過ぎに出てしまったので、10時半で引き上げることにしました。
駐車場まで戻りながら川沿いの土手を歩いていたら、私の横をスーッとトンボが追い越して、すぐ先の杭にとまりました。
「えっ、オニヤンマ?」
でも、オニヤンマは杭の上などにはとまりません。
とまるとしたらぶら下がる形になるはず…。
急遽カメラバッグを下ろし、テレコンだけ外して手持ちで狙いました。
これ見ただけで名前が解ったら、かなりのトンボ通ですよ。(^^) EOS7D MarkⅡ + EF300mm F2.8L IS USM ISO200 1/320 F8
正解は“コオニヤンマ”です。
この公園では毎年見ることが出来るので、それほど珍しくありませんが…。
カワセミをここで狙っている方達なら、たまに幅広の大きなヤゴをカワセミが捕らえたところをご覧になっていますよね。
あのヤゴが羽化したものが、このコオニヤンマです。
名前の通りオニヤンマそっくりですが、“オニヤンマはオニヤンマ科”、“コオニヤンマはサナエトンボ科”です。
特徴はなんと言っても3対の足の内、一番後ろが極端に長いことでしょうね。
この写真では解りにくいですが、左右の複眼の間に大きな隙間があることもサナエトンボ科の印です。
何だか今日はいつもより文章が多いBLOGになってしまいました。
でも、まだ続きますよ~。
(なんたってカワセミゼロ…ですからね。)
最後は時計台周りで撮った、蝶達です。
今日はキアゲハがずいぶん多かったですね。
折角綺麗なツツジで吸蜜してくれましたが、ちょっと左翅が欠けているのが残念です。
三脚を立てていた上の木に留まったアオスジアゲハですが…口吻を伸ばしているのは何故でしょうね?
河原で集団吸水しているモンシロチョウです。
私にとってはこのショットが今日一番の収穫かもしれません(^^)。
来週は日曜から金曜までお出かけです。
BLOGの更新は…どうしようかな?