「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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手が真っ緑!

2007-10-31 | ●介護録(~2015.2月)

「どうしよう、こんなんなっちやったの」と、母が私の前にやってきた。
私に差し出した両手の指先は……真っ緑!

「なにやったの~」とイイながら洗面所へ
「手を洗って…」石鹸を渡して手洗いを促す私。

まるで子供相手だ。汚れた手をどうしていいのか母は混乱している。
普段の、例えばトイレの後とか、食事などで手が汚れた時に「水で洗う」ことはスッと出来るけど、非日常的といえる「手が真っ緑」にはどうしていいかわからなくなるらしい。

この真っ緑…原因は、「トイレにセボン」
うちのはマリンブルー。本体の中身って、ブルー通り越して深緑みたいなインク。使用中(水に濡れている状態)のそれを不用意に触ると手が緑色になっちやう。
健常者は当然、その点を注意しながらなるべく色が付かないように触るものだけど、母は…………それはもう、スゴイ色になってました

手洗いでみるみるキレイになっていく自分の手。
「よかったわ~~」と心底安堵しているみたい。

ホントに子供と一緒だな~……。
こういう状態って、他人だったらちょっと「カワイイ」と思うかもしれない。でも、やっぱり私は、そこで、昔の母をおもってしまい、悲しいな~と思った。

73歳って、一般的にはまだまだ元気だ。人生の先輩として、いろんなことを相談することだって出来るばす。なのに…なのに…今の母にまともな相談なんてできやしない。日常のちよっとした生活の知恵的なことだって、まともな答えはかえらない。

……… ( ̄◇ ̄;) ハゥー こんなふうに考え込んでしまうととことん落ち込んで泣きたくなるので、こういうことはサラリと流すに限る。

「母の手がね~もう、真緑で、スゴイことになってさ~~」と笑い飛ばして誰かに話せば……それだけのこと。